『帝一の國』地上波初！菅田将暉＆竹内涼真らイケメン競演に注目
菅田将暉を主演に迎えて古屋兎丸の人気ギャグコミックを実写映画化した『帝一の國』が21日、「土曜プレミアム」にて放送される。本作の見逃せないポイントは、個性的なキャラクターを体現する菅田、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら若手イケメン俳優陣による熱演だ。
舞台となるのは、生徒会長を務めた者には将来の内閣入りが確約されている日本一の名門・海帝高校。「総理大臣になって己の国を作る」という野心を抱く1年生の赤場帝一（菅田）が、2年後の会長選を狙ってエリートたちを相手に命懸けの政治闘争を繰り広げる。監督は『世界から猫が消えたなら』（2016）、『恋は雨上がりのように』（5月25日公開）の永井聡、脚本を『ROOKIES』シリーズのいずみ吉紘が務めた。
高校生が裏金まで駆使して政治活動に奔走するという破天荒な設定ながら、スリリングかつ笑いに満ちたストーリー構成と演出で高い評価を得ている本作。菅田が過去のインタビューで「実写でやるからこその何かパワーを加えたい」と語ったように、俳優陣は古屋作品のキャラクターたちのビジュアルを再現しながらも、躍動感に満ちた演技で映画ならではの魅力を発揮。とりわけ菅田は、靴をなめるなど生徒会長になるためなら手段を問わず、政治闘争に突き進む帝一を全身で表現している。
長い金髪の美貌を誇る氷室ローランドにふんした間宮は、実写化が困難ともいわれる古屋漫画の美麗なビジュアルを再現。冷酷にして傲慢な支配者という汚れ役のキャラクターを演じている。帝一のライバルで姑息な手も厭（いと）わない東郷菊馬にふんした野村の振り切った演技も、政治戦にポップな印象を与えている。ちなみに間宮と野村は、同じく古屋原作の映画『ライチ☆光クラブ』（2016）でも共演した。
ほかにも、正義感が強く誰からも好かれる明朗快活な性格の大鷹弾役の竹内や、帝一を頭脳で補佐しつつ可愛さをさく裂させる榊原光明役の志尊、頭脳派でクールな森園億人役の千葉が、それぞれの濃いキャラクター性に埋もれることなく個性を発揮している。
そして、原作でも最も人気のある場面の一つである高校の一大行事・海帝祭の「フンドシ太鼓」も見どころ。菅田、野村、間宮、志尊、駒光彦役の鈴木勝大の5人がプロ和太鼓集団「和太鼓グループ彩 -sai-」と共に作り上げた迫力あるパフォーマンスを披露している。フンドシ一丁でバチを手に太鼓を叩く熱演は公開時から多くの反響を集め、360°のVR映像も公開されるなど注目を浴びた。（編集部・大内啓輔）
『帝一の國』はフジテレビにて4月21日夜9：00より放送
