なぜだ! 中国の1人当たりGDPがこんなに低いのは納得できない=中国メディア
![2016年における中国の1人当たりGDPは、世界銀行のデータでは世界74位にとどまっている。(イメージ写真提供:123RF)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/d/bd79b_620_0f4fed3d_7479ba18-m.jpg)
だが、2016年における中国の1人当たりGDPは世界銀行のデータでは世界74位にとどまっており、この順位は中国人としてはなかなか納得できないことのようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国は30年以上にわたって著しい成長を遂げたというのに、なぜ1人当たりGDPはこんなに低いのかと疑問を投げかけた。
一方で、74位という順位については決して気を落とす必要はないものだと指摘し、なぜなら「大小の戦乱を経て何もない状況からの復興だったことを思えば、始まりはもっと底辺からだったためだ」とした。現に、1952年の中国最初の統計は1人当たりGDPは54ドルに過ぎず、世界で最も貧しい国の1つだったとした。
近年の急速な経済成長に伴って生活の質が向上したことを実感できる中国人にとっても、まだ自身の生活には向上の余地があると感じる中国人にとっても、それを客観的に表す経済指標は気になるところであろう。だが、中国の人口の数は世界一であり、その点で言えば1人当たりGDPの順位が相対的に低下するのはごく当たり前のことであり、確かに「気を落とす必要はない」と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)