日本人サポーターのゴミ拾いに本田所属パチューカ感謝 世界称賛「日本は偉大」「別レベルの文化」

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本田が無回転FKを叩き込んだ試合後、日本人サポーターのゴミ拾いに称賛の嵐

 パチューカのFW本田圭佑は、現地時間3日に行われたリーガMX(メキシコリーグ)後期第5節の本拠地モレリア戦に先発出場し、代名詞とも言える無回転FKを叩き込み、2試合連続ゴールをマークする活躍を見せた。

 試合には2-3で敗れたが、試合後のスタンドで日本人サポーターがゴミ拾いを行い、パチューカがその行為を絶賛。クラブ公式ツイッターでは、その様子の写真とともに、「Domo arigato」(どうもありがとう)と感謝し、ファンからも称賛の嵐となっている。

 トップ下で先発した本田は、スルーパスを通して攻撃を演出すると、パス&ゴーでフィニッシュまで持ち込むなど果敢にゴールを狙った。1-2と1点ビハインドで迎えた後半15分には、ゴール正面約28メートルの位置で得た直接FKでキッカーを務め、強烈な無回転シュートをねじ込んだ。試合は2-3で惜敗も、本田は後期リーグ5試合で3得点3アシストと好調をキープし、日本代表復帰待望論も巻き起こっている。

 そんななか、パチューカ公式ツイッターでは、ある写真をアップ。日本人サポーターが試合後のスタンドに残り、会場内のゴミを拾う様子を伝えた。写真とともに「さて、アジアの友人たちは、スタンドのゴミを収集するため、最後まで留まった」と記し、最後に「Domo arigato」(どうもありがとう)と感謝の言葉を添えている。

日本をリスペクト「真似る必要がある文化だ」

 日本人サポーターが見せた粋な行為に、ファンから様々な声が集まっている。「彼らを尊敬。その一方では、メキシコ人が悪く見えてしまうのは良くない。ゴミを投げ捨てるのは簡単なことだ」とリスペクトされているようだ。また、日本の文化レベルを称える声も数多くあり、称賛の嵐となっている。

「だからこそ日本は偉大な国だ」
「メキシコにない教育と規律の兆しが見える」
「別レベルの文化」
「これを国の文化にしよう」
「いつも最良の例を与えてくれる」
「真似る必要がある文化だ!」

 これまでにも日本人サポーターが海外のスタジアムでゴミを拾う行為が見られた。2014年ブラジル・ワールドカップなどでも大きくクローズアップされ、世界中から賛辞が送られた。そして、今回も日本人サポーターが見せた行為は現地で物珍しく映ったのか、パチューカの情報発信を機に、世界中に反響が広がり続けているようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images