1階が店舗で、2階は麹を作る工場になっている

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「栄養価が高く美容効果も期待できる」と、近年健康志向の女性を中心にブームとなっている「甘酒」。札幌市中央区にある手作り糀専門店「糀factory」ではそんな甘酒が十種類以上あると聞き、早速取材に行ってきました!

「ホット甘酒」324円〜。右上から時計回りで、甘酒、抹茶甘酒、カボチャ甘酒、雑穀甘酒、チャイ甘酒、真ん中がほうじ茶甘酒の全6種類

2016年にオープンした「糀factory」は、2階に工場を併設した手作り糀の専門店。道産米を使用し、古式製法にこだわった無添加の新鮮な麹を販売しています。「日本古来の伝統でもある糀を、もっと気軽に楽しんでもらいたい」という想いのもと、オリジナル甘酒も販売。空前の甘酒ブームも手伝ってか、オープンから1年で売り上げは3倍以上となり、同店の看板メニューに。

甘酒のバリエーションはなんと全15種類。ホット甘酒は、定番の味をはじめ、チャイやカボチャ、ほうじ茶、雑穀など6種類がそろいます。また、冷たい甘酒は、トマトをふんだんに使用した「トマト甘酒」(486円)をはじめ、一番人気のミックスベリーやマンゴー、ブルーベリーなどフルーツを使った甘酒スムージーなど変わり種の甘酒もあり、学生や若い女性などに人気なのだとか。

オリジナルの甘酒を一口飲んでみると、想像以上の飲みやすさにびっくり! 酒粕の独特な風味が苦手という人でもおいしく飲むことが出来て、これまでの概念を覆すような味わいに驚きを隠せませんでした。ちなみに、甘酒は満腹感も得られることから、朝食やランチの代わりとして甘酒を購入するOLさんやサラリーマンも多いそう。

実家が市内の酢醸造店で、幼いころから発酵食品に親しんできたという店長の後藤智子さん。同店の甘酒のおいしさの秘密について、「機械ではなく、4日間の全工程を職人1人の手作業で行っています。糀の温度が上がると風味を損なうので、つきっきりで温度管理を行っています」と教えてくださいました。このていねいな作業が、ほんのり広がる麹の香りや、やさしい口当たりに繋がっているのだな〜と納得しました。

同店では、無農薬の「米糀」や「玄米糀」など用途に合わせた麹を販売するほか、「ねり甘酒」(648円)も販売していて、作り方や飲み方などのアドバイスもしてくれます。自宅で作って自分好みにカスタマイズするのも良いかもしれませんね。

栄養価が高いとされることから、今や“飲む点滴”とさえ言われる甘酒。美味しく体に優しい最強ドリンクをぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。

■住所:札幌市中央区北1西18-1-46 ■電話:011・556・8080 ■時間:9:00〜17:00(LO) ■休み:日・祝 ■席数:4席(禁煙)

<ライター:グラフィオジャパン(高橋まりか)>

【北海道ウォーカー編集部】(北海道ウォーカー)