「日経スペシャル ガイアの夜明け」公式HP

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ガイアの夜明け」(テレビ東京系)のある特集が、ネットを中心に大きな反響を呼んでいる。外国人実習生への不当な扱いをする日本企業を追及した中で、あるアパレルブランドに注目が集まったのだ。

12日の放送回では「外国人技能実習制度」を活用した、主にアジア圏の若年労働者を特集。最長5年間、日本で技術を学びながら働くことができる制度で、現在約23万人が来日している。一方で、制度を悪用して外国人労働者を不当に働かせる日本企業が後を絶たないとし、番組ではその実態を取材していた。

この中で番組は、岐阜県の縫製工場に勤めていた中国人女性実習生に密着。日曜以外は毎日15時間半の労働を強いられていたと訴え、給与明細も公開していた。また給与は、最低賃金をはるかに下回る時給400円で、手取り額は約14万円だったというのだ。

働いていた分を法律の定める最低賃金で計算すると、未払い賃金はひとり当たり約630万円に上ったという。そこで彼女らが社長に訴えると、「払うお金がない」と言われた上で、賃金未払いのまま倒産したとのことだった。

彼女たちの不当な扱いが明るみに出る中、毎日縫製していたという女性向けのブランド服が画面に映し出されていた。さらに、「13,000円+税」と書かれた値札と「MADE IN JAPAN」と表記されたタグも紹介。ブランド名などにはモザイクが入れられていたものの、番組放送後に、ネット上ではこのメーカーがアパレルブランド「CECIL McBEE」ではないかと臆測を呼んでいた。

ジャパンイマジネーションがコメント発表

そこで、真偽を確かめるため、ライブドアニュース編集部では「CECIL McBEE」を展開する株式会社ジャパンイマジネーションを取材。15日夜、メールで回答が届くとともに、オフィシャルページでもリリースを発表していた。取材に対し、同社は番組で放送された洋服が自社商品だと認めた上で、放送の内容についても「総合的に考え、生産工場の現場で、放送された内容に近い行為はあったのではないかという認識です」と回答。

さらに「取引メーカー様と共に、製造現場について更なる関心を払い、弊社の商品がそのような環境下で製造されることがないように努力をして参る所存です」と、今後の方針を述べていた。


【回答書内容の全文】

番組で実習生が縫製したと紹介された衣服は貴社の商品でしょうか?

確かに弊社の商品です。

もし放送された衣服が貴社の商品だった場合、縫製工場で放送内容(低賃金での雇用及び未払い賃金)のようなことがあったのでしょうか?

弊社のビジネスモデルとして、商品の製造に関しては100%メーカー様より仕入れる方式をとっており、多数の取引メーカー様の更に先にある生産工場での労働環境についてまでは、全て把握することが困難でした。
ただ、岐阜一般労働組合が弊社に連絡して来た内容や番組で放送された内容、取引メーカー様からのヒアリングで得た情報からすると、事の詳細までは把握しきれておりませんが、総合的に考え、生産工場の現場で、放送された内容に近い行為はあったのではないかという認識です。

放送内容も事実だとしましたら、貴社ではどのようにお考えでしょうか?また何かご対応を検討されていますでしょうか?

弊社の商品が生産工場において、不適切な人権労働環境のもとに製造されていたとすれば、誠に遺憾であり、その実情を知り得なかったことは、大いに反省すべき点であると考えます。
今後は取引メーカー様と共に、製造現場について更なる関心を払い、弊社の商品がそのような環境下で製造されることがないように努力をして参る所存です。 
                              
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