緊張の中、調理を進めていく

写真拡大

栃木県の高校生が独自のレシピで競い合う「目指せ!グランシェフオブハイスクール 第6回高校生によるオリジナルメニューコンクール」が今年も開催された。決勝大会に進んだ作品の中から6点のレシピが選ばれ、栃木県内のSAにて期間限定で販売中だ。

【写真を見る】地元の特産品が皿上で豪華共演「New スーパーてまりころりんず」(1280円)

コンクールは調理、栄養、製菓の3部門。各部門グランプリ作品とSA営業者が選んだ3作品を、各SAの料理長がアレンジし、主催の三友学園の関係者らによる試食会が開催された。高校生シェフ考案のコラボメニュー全6種を紹介しよう。

■ <調理部門GP受賞>東北道 佐野SA(上り)×栃木県立那須拓陽高等学校

調理部門GPを受賞したのは県立那須拓陽高等学校の中原真希さん、高久愛梨さん考案の、地元特産品が皿上で豪華共演する「New スーパーてまりころりんず」(1280円)。カンピョウや湯葉、キュウリなど、地元栃木の名産品をふんだんに使用した、彩り豊かな手まり寿司。和・洋・中の3種の味が楽しめるお得なひと品だ。

■ <栄養部門GP受賞>東北道 上河内SA(上り)×栃木県立矢板高等学校

県立矢板高等学校の黒尾茉由さんが考案した、大人も満足できる「ちょっと大人なお子様ランチ」(800円)は栄養部門GP受賞。餃子味のチャーハンや、砕いた柿の種を衣代わりにしたザクザク食感の唐揚げなど、随所にアイデアが光る。あと味爽やかなブドウゼリーも付いている。

■ <製菓部門GP受賞>東北道 那須高原SA (上り)×栃木県立矢板高等学校

ふわふわ食感のパウンドケーキ「AN AN AN とってもおいしい あんこ菓子」(450円)は、那須高原SAと県立矢板高等学校の吉泉杏菜さんのコラボメニュー。あんこをふんだんに使ったパウンドケーキ。クリームチーズ入りで、意外な組み合わせながら相性は抜群。リンゴ風味の水まんじゅうも一緒におひとついかが。

■ 東北道 佐野SA(下り)×栃木県立鹿沼南高等学校

「あんこdeムース・オ・フレーズ」(500円)は、県立鹿沼南高等学校の矢口未空さんと青木茉那さんが考案した、とちおとめを使ったかわいいデザート。あんこのムースにイチゴのソースとイチゴのお菓子をトッピング。あんこの甘さとイチゴの酸味が絶妙にマッチし、すっきりとした味わいが特徴。

■ 東北道 上河内SA(下り)×栃木県立那須拓陽高等学校

県立那須拓陽高等学校の室井皐月さん、渡邊愛菜さんが考案した「いとこ煮 れんこんオムレット 〜私のいとこはかぼちゃとあんこ!〜」(400円)は、栃木の名物郷土料理「いとこ煮」を生地ではさみ込んだスイーツ。バターでソテーし、キャラメリゼしたレンコンの食感が味に変化を加えている。

■ 東北道 那須高原SA(下り)×栃木県立矢板高等学校

2種類のあんこを食べ比べる「2種類の羊羹 〜もみじ添え〜」(540円)は県立矢板高等学校の高久一生さんが考案した。粒あんとこしあんの2種が楽しめるようかんのセット。アクセントに加えられた柚子ジャムの香りが広がる。隠し味のチョコで、コクのある風味に仕立てている。

■ 高校生考案のレシピがプロの手でブラッシュアップ

「高校生レシピの特徴を大切に、よりよく仕上げてくださった。さらに今年は、男子生徒の作品が初めてコラボメニューに採用されるといったうれしい変化がありました。これからもぜひ続けていきたい」と堀内校長。福田副校長は「皆様のおかげで知名度も上がり、活気のある大会になりました。このような腕試しの場は生徒の励みにもなります」と語った。高校生メニューは期間限定で栃木県内SAで味わえる。【ハイウェイウォーカー編集部】