300万円超、善意の寄付が…レヴァンドフスキ、母国で詐欺の被害に

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 バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが、母国で詐欺事件に遭い、約308万円をだまし取られていたことが判明した。7日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 今回の事件は「難病を患う2歳のアンツ・ルドツキくんの治療費を賄うために寄付を必要としている」というミヒャエル・シエニキ氏という人物の呼び掛けをポーランドの主要メディアが報道したことから始まった。

 目に悪性の腫瘍があり、アメリカで手術を行う予定のルドツキくんのために両親はすでに車や自宅を売り払い、知人から借金もしているが、まだ資金が不足しているということをメディアのニュースを見て知ったレヴァンドフスキは、10万ズロチ(ポーランドの通貨単位、約2万3561ユーロ/約308万円)をシエニキ氏が指定していた口座に寄付した。

 しかし今年7月、シエニキ氏が架空のオークションを開いて参加者から金をだまし取っていたことが発覚。余罪を調べていく中で、ルドツキ君の一件も詐欺事件だったことが判明した。どうやら実在しない少年に寄付を呼び掛けることで、レヴァンドフスキをはじめとした多くの人々をだましていたようだ。

 ポーランド検察庁のスポークスマンによると、レヴァンドフスキにはすでに事件についての聞き取り調査を行ったという。10日にワルシャワで行われるウルグアイ代表との国際親善試合のため、現在はポーランド代表に合流しているレヴァンドフスキだが、思わぬ災難に遭遇することとなってしまった。

(記事/Footmedia)