「Fate/Grand Order」のマシュ・キリエライトに扮する きにゅとさん

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コミックマーケットや世界コスプレサミット、東京ゲームショウといった大型イベントの影響もあり、広く認知されるようになったコスプレ文化。週末ともなると、全国規模で大小さまざまな撮影会も実施され、誰でも気軽にコスプレイヤーとの交流を楽しめるようになった感があるが、そんな中、ウォーカープラス編集部では、一風変わった撮影会が開催されるとの情報をキャッチ!会場にお邪魔させてもらい、魅力的なコスプレ美女たちの写真を撮影させてもらった。

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今回、参加させてもらったのは、築地のオフィスビルで開催された大型コスプレ撮影イベント「コスプレシティー」。通常、撮影会というと、ひとつの団体が主催・運営するものだが、「コスプレシティー」の場合は、複数の団体が合同で運営している点が最大の特徴。

具体的に何が違うのか?というと、一般的な撮影会の場合、“メイド”や“女子高生”といったテーマを決めたり、特定のアニメ、ゲームキャラクターのコスプレ限定など、参加レイヤーの衣装に条件を設けることが多い。そのため、さまざまなジャンルのコスプレ写真を撮りたい人からすると、物足りなさを感じてしまうが、「コスプレシティー」では、異なるテーマの撮影会が同時に展開するため、午前中はメイドがテーマのブース、午後はアニメキャラのブース…と、ひとつの会場にいながら、複数のブースに顔出しできるのが嬉しいポイントだ。

これだけを聞くと、通常のコスプレイベントでも、さまざまなジャンルのコスプレイヤーを撮影できるのでは?と思われるかもしれない。だが、こうしたイベントの場合、コスプレエリアには長蛇の列や囲みができ、大勢のカメラマンが並ぶため、ひとりひとりが撮影できる時間はごくわずかとなってしまう。

また、場所も固定されるため、日当たりや背景など、なかなか思い通りの写真を撮ることができないが、こうした撮影会ならば、撮影用のチケットさえ購入すれば、たっぷり時間をかけて、納得いくまで写真撮影を楽しむことができるのだ。

さらに「コスプレシティー」の場合、会場の中心にロビーがあり、撮影以外の時間はゆっくり休憩できる点も大きな特徴。チケットの販売もこちらのエリアで行われ、購入時にコスプレイヤーとカメラマンが楽しそうに談笑する姿も見られた。ちなみに、参加レイヤーに意見を聞いてみたところ、「これまで、いろんな撮影会に参加してきましたが、1時間おきに衣装を着替えたり、休憩時間なしで朝から夜まで撮影したりで、終わる頃にはクタクタになってしまうことが多かったんです。でも今回は、ロビーでゆっくりできる時間があったので、精神的にすごく楽でした」と話してくれた。

とはいえ、今回が初開催ということもあり、熟練のレイヤー&カメラマンからすると物足りなく感じる部分もあったようで、「せっかくフロアを貸し切って実施するのだから、壁紙や小道具もたくさん用意して、いろんなシチュエーションで撮影できるようにしてほしい」、「自由に使える照明機材が、もっとたくさんあるとよかった」という意見も寄せられた。

主催者曰く、「こうした意見も取り入れつつ、より快適で過ごしやすいイベントになるよう、改善していきます」とのことで、11月には早くも、第2回の開催が決定しているという。“撮影会”と聞くと、カメラに精通していないと足を踏み入れにくそうなイメージがあるが、実際はカメラ初心者でも大歓迎であり、「スマートフォンでの撮影でもまったく問題ありません」とのこと。こちらの記事で興味を持たれた人は、次回の「コスプレシティー」に参加して、その盛り上がりを直に体験してみてはいかがだろう。【ウォーカープラス編集部/取材・文=ソムタム田井】