オランダは、売春が合法化されている(未成年者を除く)世界でも珍しい国の1つです。

首都のアムステルダムにある『飾り窓地区』と呼ばれる風俗街は、オランダの人気観光地であり、観光ツアーが組まれるほど。

しかし観光客の多くは、飾り窓地区で働く女性が抱える『闇』を知りません。

お金でも快楽でもない、女性たちが働く理由とは…。

一斉に踊りだした女性たち、しかし?

赤いネオンに照らされた部屋の中には、ガラス越しに通行人を眺める女性たちの姿が。

すると急に1人…また1人と踊りだし、キレのあるダンスパフォーマンスを繰り広げ始めました。

思わず足を止める人や一緒になって踊りだす人など盛り上がる通行人。パフォーマンス終了後には、大きな拍手が沸き起こります。

しかし次の瞬間…。

毎年、何千人もの女性が、ダンサーとしてのキャリアを約束されて、西ヨーロッパへやって来ます。

しかし悲しいことに、彼女たちはいま、ここにいます。

人身売買を止めましょう。

人は売り買いされるべきではありません。

スクリーンに映し出されたメッセージは、人身売買の現実を突きつけるもの。その内容に、通行人は言葉を失います。

悲しいことに、こうした人身売買はヨーロッパだけでなく、世界各国で起こっているのが現実です。

また、被害者の多くは騙されて連れてこられたにもかかわらず、不当な扱いにじっと耐えるしかないのです。

他人事だと片付けず、社会全体で守っていくためには、まず私たち一人ひとりが、人身売買の現実を知ることなのではないでしょうか。

[文・構成/grape編集部]