渡部暁斗(写真:Getty Images)

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NHK「グッと!スポーツ」(16日放送分)では、2014年のソチ五輪ノルディック複合で銀メダルを獲得した渡部暁斗がゲスト出演。世界トップクラスとなる滑走テクニックを明かすと、同番組では「渡部選手に謝りたい」として荻原次晴氏が登場した。

ノルディック複合では、これまで他国に遅れをとっていた日本において、渡部はジャンプのみならず、クロスカントリーでも強みを発揮できる数少ない選手として知られる。同番組では、その滑走法を「省エネ走法」と紹介。少ない歩数で大きく走ることにより、スタミナを温存しラストスパートをかけることができるという。

「単純にスキーがうまい」といって相葉雅紀を苦笑いさせた渡部。雪面に対し、スキーの板が傾けば傾くほど滑走力は落ちてしまうが、渡部は弓なりに曲がっているクロスカントリー用のスキー板を雪面にぴったりつけることで、この走法を実現させているという。渡部を指導する荻原健司氏も中継で登場し、「足裏感覚が優れている」などと補足した。

すると、今度は「渡部選手に謝りたい」として、健司氏の双子の弟、荻原次晴氏が登場。「ソチオリンピックの時に、暁斗君がメダルを獲ったことがすごく嬉しくて、ついテレビカメラの前で泣いてしまった。それが当時すごく目立ってしまった」と切り出した。

当時、テレビで解説を務めていた次晴氏は、渡部がメダルを獲った瞬間、「この20年間ノルディック複合は皆さんに期待して頂きながらメダルを獲れなかった」と大号泣。「私が泣いたことが、当時インターネットのトップニュースで出た。『号泣』って。その次に『渡部暁斗がメダル獲得』って、暁斗君の一段上に出ちゃった」などと謝った。