広島の西川龍馬

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● ヤクルト 4 - 7 広島 ○

<6回戦 神宮>

 広島が接戦を制し連敗を4でストップ。同点で迎えた終盤8回、前日に一軍登録されたばかりの2年目・西川が、決勝点となる2点適時二塁打を放った。

 広島は4-4で迎えた8回、相手の失策と野選などもあり無死満塁の好機を作ると、8番会沢が空振り三振に倒れた。一死を奪われ重苦しい雰囲気が漂ったが、今季初打席となった代打・西川が、ヤクルト4番手・石山の2球目を見事に捉え、これが右中間フェンスを直撃する2点適時二塁打となった。

 広島はなおも一死二、三塁の好機で、1番田中がこの試合4安打目となる右前適時打を放ち貴重な7点目。リードしたあとは8回ジャクソン、9回今村の継投で逃げ切り、6回、7回の2イニングを無失点に抑えた一岡が今季初勝利。最後を締めた今村が今季2セーブ目を手にした。

 対するヤクルトは3点ビハインドを一時逆転するも、1点リードの7回に登板した杉浦が、二死走者なしから痛恨の同点被弾。4-4の8回は石山がミス絡みで一挙3点を失い、逃げ切り失敗で同一カード3連勝を逃した。