【驚愕】地方出身者が東京に出てきて驚いたこと11選 / 牛丼がウマイ

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東京や大阪など、日本でも大きな都市の周辺に住んでいると当たり前のことでも、地方から東京に出てきた人にしてみればカルチャーショックを受けてしまうことはたくさんあります。

都会に住む人の常識が、地方出身者にとって常識ではないことはたくさんあるのです。

地方出身者たちの声を聞いてみた



それでは、いったい地方から東京に上京して生活をし始めた人たちは、いったいどんなことに衝撃を受けたのでしょうか。

現在は東京で生活しているものの、過去はずっと地方で生活していたという人たちに話を伺い、彼らが驚いたということを9つにまとめてみました。

地方出身者が東京で驚いたこと9選



1. 電車の本数が多い



地方から東京に出てくると、まずは何より電車の本数の多さに驚くことが多いようです。東京都心部では数分間隔で運行されているのが当たり前の電車も、地方に行けば1時間に1本も来ない地域もざらにあります。

地方では電車に乗り遅れたら致命的な遅刻になりかねないので、電車が来る時間よりだいぶ早めに駅の待合室で待機していたり、電車に乗っている時も乗り過ごしたらヤバいので、うかつに居眠りできなかったりするのだとか。

特に東京の山手線に驚く人は多いようで、「2〜3分で次の電車が来るなんてありえない!」と衝撃を受けたそうです。

2. バスも本数が多い



電車と同様に、バスの本数の多さにも驚くことが多いようです。電車が走っていない地域ではバスが重要な移動手段になりますが、1日に2〜3本なんていう地域も珍しくありません。まだ昼間なのに「このバスに乗ったらその日のうちに帰ることができない」なんていうことも起こり得るのです。

鉄道は1日3〜4本、さらにバスは1日2本、そして乗り継バスも1日2本、そんな場所もあるそうです。行きも帰りも1日がかりですね。

3. 魚がマズい

海の近くに住んでいる人たちは特に感じるそうですが、東京に流通している魚は新鮮度が劣り、おいしく感じられないそうです。あくまで地方出身者の主観なので人によって感じ方は違うと思いますが、事実、そう感じている人はいます。

新鮮な魚は身にハリがあるそうですが、東京の魚は築地市場を経由して流通するため、どうしても水揚げから時間が経ってしまって、身が柔らかくなってしまうのだとか。

東京の人が海で魚を食べて新鮮でおいしいと感じるのとは逆に、地方の人はマズいと感じてしまうわけですね。しかしながら、最近は流通のシステムが向上し、現地と変わらない鮮度で食べられる事もあるそうですよ。

4. なじみの料理がB級グルメだと知る



いつも当たり前のように食べていた料理が地方独特の珍しい食べ方だと知って驚くことが多いようです。B級グルメとして取り扱われているのを見て初めて普通じゃなかったことに気づいたりするのだとか。味付けが地域によって異なる「お雑煮」や「おでん」などで驚くこともあるようですね。

確かにおでんは全国的な料理ですが、大阪、静岡、東京など、地域によってまったくテイストが違いますね。

5. ジャンプの発売が早い

週刊少年ジャンプの発売日は月曜日と記載されていますが、流通の早い東京や大阪などの都市部では土曜日や日曜日に入手できることがあります。地方では月曜日に発売されず、火曜日になる事もあります。

本当は禁止されていますが、東京ではこっそり前の週の木曜日や金曜日に販売するお店もあるのですから、地方出身者にとって衝撃ですよね。

ちなみに秋田県出身の大森さん(43歳男性 / 無職)は若い頃、週末に東京に出てきたときは必ずジャンプを大量に買い込み、地元に帰ってから高値で転売して毎回500円ほどの利益を出していたそうです。

6. エスカレーターのマナーの良さ

東京ではエスカレーターに乗るときは左側に乗り、右側は急いでいる人用に空けるマナーがあります。関西では左右が逆になりますが、同じく片側を開けますよね。

これも地方から来た人は驚くそうです。そんなルールを作る必要があるほど人がいないので、どっち側に立つとか考えたことがなかったのだとか……。

7. 電車のドアが自動で開く



都市部の電車はドアが自動ドアになっているのが当たり前ですが、地方で冬場に寒くなる地域の電車はドアをボタンで開閉するタイプになっていることが多いのです。乗り降りする人数が多くないため、少しでも車内の冷暖房の効果を高めようということなのでしょう。

また、さらに地域によっては、完全に手動で扉を開く場合もあるようです。都市部の電車では考えられないですよね。



8. おいしいラーメン屋が多い

東京にもいくつかラーメン激戦区と呼ばれる地域がありますが、それらの地域に限らず、東京はどこにもラーメン屋があって全体的にレベルが高いと感じるそうです。

確かにいろいろなジャンルのラーメン屋がたくさんありますし、博多ラーメンや札幌ラーメンなど地方のラーメンのお店もありますから、味のバリエーションの多さは地方と比べ物にならないかもしれません。ラーメン二郎もありますしね!

9. 虫を食べない

山に囲まれている地域では過去に栄養食として昆虫などの虫を積極的に食べていた歴史があり、今なおその習慣が残っている地域があります。その中でもイナゴや蜂の子などは、現在でもそういった地域では当たり前のように食卓に並ぶことがあり、スーパーでも普通に虫料理が販売されているのです。



当たり前のようにイナゴの佃煮を食べて育ってきたという長野県出身の尾車さん(25歳・OL)は、好意を抱いていた同僚の男性にイナゴのおにぎりを作ってあげたところ、男性は「見た目がエグいし、脚が歯茎に刺さって痛い!」とブチギレ。その後口もきいてくれなくなってしまったという苦い思い出があったそうです。ひどい偏見ですね。そんな男性とは別れて正解でしょう。

10. テレビのチャンネル数が多い

東京は日本で一番チャンネル数が多いのではないでしょうか。しかし地方ではNHKを除くと2〜3チャンネルしかない地域もあり、エンターテインメント量と情報量の格差が生まれています。

それゆえ、上京してホテルに泊まったり、東京に住んだりしたとき、チャンネルの多さに感動し、外出もせずずっとテレビを観まくった人も少なくないようです。最近はインターネットでさまざまな番組が見られるようになったので、数年前よりは地方のエンタメ&情報格差も改善してきていると思われます。

11. 吉野家がウマイ



地方出身者のひとりに「いちばん感動したのは吉野家牛丼の美味さ」と語っている男性(51歳 / 無職)がいました。いまはその味に慣れたそうですが、初めて吉野家牛丼を食べたときの「美味しさの感動」は尋常ではなかったようで、こんな美味しいものが世の中にあるのかと驚いたのだとか。当時、地元には吉野家がなく、それまで吉野家牛丼を食べたことがなかったそうです。

その後、松屋は味噌汁が無料ということを知り、松屋に行く機会が増えたそうですが、それでも「最初に食べた吉野家の味」は最高の美味しい思い出として今も記憶に残っているといいます。

便利すぎてビビってしまう



他にもたくさんの意見が寄せられましたが、全体的には「便利すぎてビビってしまう」という意見が多くなっていました。

電車やバスの便利さや、ほしいものが何でも揃っている点などは特に多くの人が感動するようですね。東京でずっと暮らしていると、便利なことが当たり前になってしまいがち。地方から上京してきた人の話に耳を傾け、当たり前になっている便利さに気づくのも大切なことかもしれませんね。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/