バンドマンと間違われたことが!? ドラムに初挑戦



――さらに、もうひとつ待機作が。この秋に公開となる映画『覆面系ノイズ』にも出演されますよね。原作は、累計110万部を突破している恋愛コミックです。

誰かが誰かに恋をしていて、少女漫画ならではの一方通行の片想いがキュンキュンと切なく響くストーリーなんですよ。原作を読んで、女性の心って繊細だなと思いました。

――片想いしてる自分が好きというか、意外と心地よかったりするんですよね。

そうなんですか…? 女心って難解ですね…(笑)。

――ニノ(中条あやみ)と幼馴染のモモ(小関裕太)とユズ(志尊 淳)の三角関係を軸に展開されていく物語ですが、磯村さんが演じるのは、ニノやユズと一緒にバンド「in NO hurry to shout(通称イノハリ)」で音楽活動をするクロこと黒瀬 歩です。

クロはドラマーということで、撮影が始まる3か月くらい前から、週1〜2ペースでドラムの先生について教えていただきました。ドラムは初挑戦。ゼロからのスタートでした。

――スティックすら握ったことがなかった?

なかったですね。学生時代、ギターやピアノに挑戦したことはあったんです。ギターを弾ける男ってモテるだろうなと思って(笑)、父親のギターを触ってみたけどうまく弾けなくてあきらめて。趣味でDJをやっていた時期があって、ピアノも打ち込みができたらいいなと思ってシンセサイザーに触ってみたけどダメで……。

――ギターとピアノは挫折したけれど、ドラムは……

いやー、難しかったですよ。本当に難しかった。自分の身体のリズムと合わせることがまず大切で、それからキックの足の動きと手の動きがバラバラなので、リズムが乱れないように意識しないといけなくて……。でも、ものすごく丁寧に基礎からみっちり教えていただいたので、今はドラムが大好きです。



――ドラムも自主練を?

はい。とにかく叩いて体に覚えさせようと、家の近くのスタジオへ頻繁に通いました。そうそう、ドラムのレッスンが夏から始まったので、ライダーの撮影とかぶってて。だから、金髪と黒髪のアランスタイルだったんですけど、あの髪型でスタジオに行くと、「その髪型、ヤバいっすね! イカしてますね!」って話しかけられるんです(笑)。

――(笑)。

どこから見てもバンドマンじゃないですか、アランの髪型って。まぁ僕も否定せず、「そうなんですよ」って気持ちはバンドマンでした(笑)。撮影が終わった後も練習は続けていて、もっとうまくなったら、趣味か特技欄に「ドラム」って書きたいなぁ。

――クロは関西弁をしゃべりますが、関西弁の練習もされたんですか?

(山本)涼介が奈良出身なので、自然と関西弁が自分にも移っちゃってて。だから耳に馴染みはあったかなと思います。でも、クロは関西弁のなかでも和歌山弁で。

――またちょっと違うわけですね。

なので、方言指導の方がセリフのイントネーションを吹き込んでくださったものを聞いたり、和歌山の地方テレビを見てリアクションの練習をしたりしました。女性レポーターが「ホンマや、めっちゃおいしそうやん」って言ったら、自分も「ホンマや、めっちゃおいしそうやん」って繰り返すとか(笑)。

――中条あやみさんや志尊 淳さんら、共演者の印象はいかがでしたか?

もうみんな仲良くて。バンドメンバーは撮影が始まる前から合同練習をしていたので、そのときから意気投合して、本当の同級生みたいな感じでした。みんなでバカしながら笑いあって楽しく過ごしましたね。

――その空気感がスクリーンにも出ているんでしょうね。バンドの演奏シーンやクロの関西弁と見どころ満載ですが、さらに制服姿も見られるということで。

今24歳なんですけど……まだイケる気がしました。まだ大丈夫だろうって(笑)。



お気に入りのBGMを流して…ドライブが息抜きに



――ここからはプライベートについてお伺いしたいんですが、最近ハマっていることやマイブームはありますか?

えー、なんだろう……。さっきもお話したように、ドラムを始めたことや料理を作ることがさらにおもしろくなってきてるんですけど、それ以外では思いつかないなぁ。

――じゃあ気になっているものとか。

気になっているもの……あ、あります! 外国の人の匂い!

――??

外国の方とすれ違うと、セクシーだったりダンディなニオイがしません? あれは果たして体臭なのか、香水なのか、何なんだ!?っていう。

――ふむ……。

海外の人からすると、日本人は醤油とか大豆のニオイがするって聞いたので、そういうことなのかなって。でも、セクシーなニオイって、一体何を食べてるんだろうと……。ご存知の方がいらっしゃったら教えてください(笑)。




――磯村さんは日々そんなことを考えてるんですね(笑)。

なんかすみません(笑)。……あ、マイブームありました! 最近、ドライブするのにハマってます。

――どこに行きました?

御殿場のアウトレットや、埼玉のほうの温泉にも行きました。あとは近場で30分とか1時間しか乗らないんですけど、都内をただ走るだけとか。無性に運転をしたくなるときがあって。息抜きになってます。

――都内は道も入り組んでるし、渋滞も多いし、運転するのは難しくないですか?

免許取りたての頃から、親の車で実家のある沼津から東京に何回も来てましたし、親がこっちに来てるときに、いろいろ連れて行ったりもしてたので、車の運転にはわりと慣れてるんです。

――運転中はどんな曲をかけてるんですか?

昼間はアメリカンポップなノリノリの感じで、夕方からヒップホップ、夜はわりとしっとりした洋楽の女性シンガーの歌を…というふうに、時間帯で流す曲を変えてます。洋楽が多いですね。好きな曲を聴きながら運転すると、落ち着くんです。



役者の仕事は非日常 オフこそ“普通の暮らし”を



――きょうは、冬の定番であるこたつ&みかんのシチュエーションで撮影させてもらったんですが、磯村さんはこたつでまったり過ごす派ですか? それとも、寒くても外に出かける派?

断然こたつ派です(笑)。

――家にもこたつがあるんですか?

自分の家にはなくて、今はホットカーペットです。こたつを買おうか迷ったんですけど、動かなくなっちゃいそうだから……。

――一度入ったらなかなか抜け出せないですよね(笑)。

こたつのまわりに必要なものを集めて、基地みたいにしちゃいますよね(笑)。

――実家にはこたつがある?

はい。年末年始は実家で過ごしたんですけど、こたつに寝転がってテレビを見ながらそのまま寝ちゃって、起きたらお菓子を食べて、コーヒーを飲んでまた寝て……ってダラダラした生活を送ってました(笑)。

――わかります(笑)。

でもそうやってダラダラしてると、母親が掃除をしようと、こたつの毛布を全部上にあげて空気の入れ替えをしません? そのあいだ、めっちゃ寒いっていう。




――“こたつあるある”ですね(笑)。みかんは磯村さんの地元・静岡が名産ですし、やっぱり常備してました?

そういえば、カゴに入ったみかんがこたつの上にはもちろん、リビングにもキッチンにも玄関にも置いてあったな……。磯村家はいたるところにみかんが散らばってますね(笑)。

――普段のオフの日はどんなふうに過ごしてますか?

たまに友だちとごはんを食べに行ったりするけど、基本的にひとりで過ごす時間も好きなので、家でゴロゴロしてることが多いですね。出かけるとしても夕飯の材料を買いに行くくらいで。

――お休みの日は何時くらいに起きるんですか?

休みでも朝10時に目覚ましをセットするんです。起きたら部屋の掃除をして、布団を干したり洗濯をしたりして、お昼を食べに行って、帰りに夕飯の材料を買って帰ってきて。その日の気分でゲームをやったり、DVDを見たり。本当に平凡な暮らしをしております(笑)。

――“普通の暮らし”をすることで、リフレッシュできるのかもしれませんね。

そうですね。役者の仕事って特殊というか、非日常的な感じじゃないですか。だからこそ、休みの日は普通の暮らしを送りたくなるんじゃないかなって思います。



【プロフィール】
磯村勇斗(いそむら・はやと)/1992年9月11日、静岡県生まれ。A型。2014年、『事件救命医2〜IMATの奇跡〜』で役者デビュー。2015年放送の『仮面ライダーゴースト』にアラン/仮面ライダーネクロム(声)役で出演し、注目を集める。2017年4月より放送のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』に前田秀俊役で出演。秋には映画『覆面系ノイズ』の公開が控えている。パーソナルブック『過現模様』(主婦と生活社刊)が好評発売中。
【Twitter】@hayato_isomura
【ブログ】http://ameblo.jp/hayato-isomura/


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今回インタビューさせていただいた、磯村さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

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■受付期間:2017年2月6日(月)12:00〜2月12日(日)12:00

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