「うちの本棚」第三十回は、超短編作品の名手、阿保美代をご紹介いたします。あまり知られていないが阿保美代という漫画家がいる。このひとは短いときは見開き2ページで心に響く物語を描いてしまう。けっこう多くの作品を描いているのだが、その大半が4〜5ページの、小説で言えばショートショートのような作品なので、単行本としては5、6冊程度にしかまとめられていなかったりする。ひとことで言うとファンタジーや童話チック