「うちの本棚」、今回紹介いたしますのは、石川球太の『原人ビビ』。原始少年の成長を描いた名作です。『原人ビビ』という作品があることを知ったのは、サンコミックスの巻末に掲載されていた「刊行リスト」で、だった。石川球太という漫画家については、たとえば「少年チャンピオン」での『ウル』などで、動物を扱った作品を得意としているという程度の知識しかなく、あまり作品自体読んではいなかったのだが、この『原人ビビ』は