小学校、中学校、高校と、人生で何度かAEDの講習を受けたことがある。しかし、心肺停止で倒れた人を前にし、自分が行動しなければ人が死ぬという状況を前にして、平常心で慣れない救命活動をできる自信は全くない。そんな状況を想像するだけで、身が縮む思いだ。『放課後カルテ』第2話はそんなAEDを使用する側の恐怖心を、10分近くの長回しで克明に描き出した。その誠実さに感動し、しっかり見届けなければと姿勢を正したのを覚