日本では急速な少子高齢化の進行を背景に、労働力不足を補い、社会保障制度の持続可能性を高めるため、60歳を過ぎても働き続けることが可能な環境整備が進んでいる。働く側も経済的理由だけでなく、生きがいや健康維持などさまざまな理由で定年後の就業継続を望むケースが増えている。『等身大の定年後 お金・働き方・生きがい』(発売中・光文社新書)の著者、近畿大学教授・ジャーナリストの奥田祥子さんは本書で、再雇用、転職