湿度や気温が上昇する夏は、細菌性の食中毒が発生しやすい季節。【写真】短鎖脂肪酸を生成するまでの腸内細菌のリレー「腸内環境を整えることが、食中毒菌の感染防御につながります」教えてくれたのは1万2000人の腸を調べた研究者で薬学博士の國澤純さん。「お弁当に梅干しを入れると腐りにくくなるように、腸内が酸性になると病原体や悪玉菌が苦手な環境になります。カギを握るのは“短鎖脂肪酸”。食物繊維をエサとして腸内