中国では不動産バブルが弾けても、住居は借りるのではなく購入しようとする人が多い。東京財団政策研究所主席研究員の柯隆さんは「若い世代は持ち家がなければ結婚できないとされており、住宅ローンの頭金を親が出してやるケースも多い。そこにはリターンを生まない賃貸を嫌う中国人の特性がある」という――。※本稿は、柯隆『中国不動産バブル』(文春新書)の一部を再編集したものです。■北京市内の団地は介護難民になった独居