鹿児島ならではの和菓子「ぢゃんぼ餅」をご存じだろうか。ぢゃんぼ、という名称から、大きなジャンボサイズを思い浮かべるかもしれない。しかし、実物はいたって普通、ひとくちサイズの餅である。ぢゃんぼ餅の由来は、南北朝時代にさかのぼる。後醍醐天皇の皇子である懐良親王(かねよししんのう)が、現在の鹿児島市にある谷山城に滞在した時、2本の串に刺さった餅を差し出され、その名称を聞いた際に「両棒(ぢゃんぼ)」と言わ