Yoshifumi Takemoto[東京9日ロイター] - 厚生労働省が9日に公表した3月の毎月勤労統計(速報)によると、実質賃金は前年比2.5%減少し、24カ月連続の前年割れとなった。名目賃金の上昇より物価の上昇が大きい状態が続いている。各種手当など特別に支払われた給与のマイナス拡大も響き、実質賃金の減少幅は2月の1.8%から拡大した。<物価上昇に手当減拍車>労働者1人当たりの平均名目賃金を示す現金給与総