認知症にはどのように備えればいいのか。医師で作家の久坂部羊さんは「早期発見・早期治療が重要だといわれるが、治療や予防の方法は確立されていない。むしろ、早期発見で本人も周囲も認知症を強く意識することで、ストレスを抱えるリスクがある」という――。(第2回)※本稿は、久坂部羊『人はどう老いるのか』(講談社現代新書)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/koumaru※写真はイメージです - 写真=iStock.co