近年、生涯未婚や、結婚していても子どもを持たない選択をする女性が増えてきた。一方で、「子どもは産むべき」「子どもがいない女性はかわいそう」といった価値観もいまだ根強い。「母親」をめぐる価値観の分断はいつ、どうして始まったのだろうか。歴史をたどり、現代の「母親」の常識を考え直す本『それでも母親になるべきですか』(新潮社)が、2023年11月22日に発売された。『それでも母親になるべきですか』ペギー・オド