構想30年、「本能寺の変」を題材に、北野武が監督・脚本、ビートたけし名義で羽柴秀吉を演じる戦国スペクタクル映画『首』。本作にこめた思い、制作秘話を北野自身の言葉で語る。 『首』というタイトルは30年前にすでにあった ───本作は映画『ソナチネ』(1993年)と同時期の、構想30年の作品だと。かつて北野監督のアトリエにはネタ帳が十何冊もあった記憶があるのですが、すでにあのころ、本作の構想やビジョンがあり、