北朝鮮は2020年1月、新型コロナウイルスの国内流入を防ぐ目的で、国境を封鎖し、人と物の出入りを完全に遮断した。市場で売られているものの多くが中国製で、国産品でも原材料を中国からの輸入に頼っている状況での貿易停止は、北朝鮮の人々の生活に深刻な影響を与えた。医薬品も不足し、「代用」として違法薬物の乱用が深刻化する状況となっていた。これに対して、当局が取り締まりに乗り出したと、咸鏡北道(ハムギョンブクト)