かつてプロ野球では2番バッターに「犠打の名人」を置くことが多かった。ところが現在では2番バッターは強打者の定位置になっている。江戸川大学客員教授の鳥越規央さんは「データ分析によって、犠牲バントに得点確率を高める効果がないことが浸透した結果だろう」という――。※本稿は、鳥越規央『統計学が見つけた野球の真理』(講談社ブルーバックス)の一部を再編集したものです。■打線に分断ができるのは非合理的日本プロ野球