5月28日、SKE48チームSの新公演『愛を君に、愛を僕に』の初日。開幕10分前、楽屋に集まったメンバーたちは目を真っ赤にして泣いていた。表題曲などの振付を手掛けた牧野アンナの言葉に心を揺さぶられたのだ。その中心にいたのは8期生の仲村和泉。自分から前に出るタイプではなく、選抜に入ったこともない。3月のレッスンでは牧野に「目に色がない」と指摘され泣き崩れたメンバーだった。本番を目前にしたメンバーたちに自信を持た