杉山茂樹のBLOG
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新規顧客への数少ない露出。天皇杯決勝は、無理をしてでも元日に行うべき
このコラムを書くのも2021年最後。なぜか年の瀬になると厳粛な気持ちに襲われる。1年を振り返ったり、まとめたりしたくなる。この長年の習慣を辞め…
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日本代表の進むべき道に重なる、大分トリニータの戦いぶり
天皇杯準決勝。大分トリニータが川崎フロンターレに延長PK戦の末、勝利した一戦についてひとこと言わせてもらえば、なにを隠そう、試合開始直後、…
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Jリーグ年間最優秀″試合″は、最終節の1位2位対決だった
Jリーグ最終節。見どころは清水エスパルス、湘南ベルマーレ、徳島ヴォルティスの3チームで争われた残留争いと、レアンドロ・ダミアン(川崎フロン…
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サッカー監督はクビになりやすい。だからこそ反町技術委員長に備えていてほしい裏の顔
FC東京、清水エスパルス、サンフレッチェ広島、湘南ベルマーレ、セレッソ大阪、横浜F・マリノス、ガンバ大阪、鹿島アントラーズ、横浜FC。上…
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森保監督に垣間見る、「私」と言えない弱さ
現在、欧州組は知名度がそれなりにある選手だけでも50人程度いる。ベトナム戦、オマーン戦に招集された代表選手28人の中にも18人の海外組がいた。だ…
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窮地の日本代表、見えない″色”。森保監督は何に長けた監督なのか
この原稿は、オマーン戦を前に書いているが、日本は前戦のベトナム戦で、カタールW杯アジア最終予選全10試合中5試合を消化。B組に所属するすべて…
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もしも現代サッカーにVARがなかったら
J1リーグにVAR(ビデオアシスタントレフェリー)制が導入されたのは昨シーズン。審議の時間が長引き、興ざめするシーンも少なくないとはいえ、…
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欧州組のブランド力に頼るのはナンセンス。セレクター型監督に求められる、選手の能力を見抜く力
来たる11月4日、ベトナム戦(11月11日・ハノイ)、オマーン戦(11月16日・マスカット)とのアウェー戦に臨む日本代表メンバーが発表される。10月…
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思ったことは口にしろ。サッカーは、私見を述べあうスポーツだ
反町康治技術委員長はサウジアラビア戦、オーストラリア戦を終えたあと、オンライン取材で、以下のように言葉を並べている。「サウジアラビア戦に勝…
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「方向性」とは何か? 具体論なき監督コメントに好き放題言いたくなる理由
森保一監督は、サウジアラビアに0-1で敗れた試合後、次のように述べた。「ベースの部分の方向性は間違っていない」「描いてきているサッカーにつ…
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サッカーの魅力が″100万人”にしか伝わらない日本。サッカー界がいますぐ解決すべき問題
日本が2-1のスコアで勝利したオーストラリア戦。日本が奪った勝ち越しゴールは後半41分という最終盤で、このままでは日本がグループで2位以内に…
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森保ジャパンのアイディアは出尽くしている? サウジ戦の注目ポイント
モンゴル、ミャンマー、キルギス、タジキスタンと争ったW杯アジア2次予選を、日本は8戦全勝で通過した。モンゴルとのホーム戦(14-0)。ミャン…
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多機能型サイドアタッカー・安西幸輝は今こそ23人枠に加えられるべき選手
FC東京対浦和レッズ。土曜日に味スタで行われた試合の観戦を通して、最も目を奪われた選手は長友佑都だった。1シーズン所属したマルセイユを退団…
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趣味による采配に、趣味による異論。意見の応酬こそがサッカーの魅力だ
公の場で何か意見や感想、さらには批評を述べれば、待ち構えているのは反論だ。100%の賛同を得ることはまずないと考えた方がいい。それがやや激し…
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むしろ森保支持派に転じたい(?)4年に一回やってくる、代表監督の不穏モード
これまでW杯に、1998年フランス大会、2002年日韓共催大会、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会と6大…
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残念極まりないボロボロの敗戦。森保ジャパンは限界を迎えている
0-1で敗れたオマーン戦。最もがっかりさせられたのは、後半のロスタイムに入ってからのプレーになる。日本はキャプテンを務めるセンターバック(…
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布陣が選手を育てる。ウインガー天国日本の分岐点
Jリーグがスタートした1993年あたりから、今日に至るまで、日本サッカー界は右肩上がりを続けている。そのように見える。しかし、サッカーは主に足…
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華の都からサッカーの都へ。パリのブランド力と、不透明なメッシの影響力
華の都パリ。人口では、ロンドン、ベルリン、ローマ、マドリードなどに及ばないようだが、欧州を象徴する中心的な都市はと問われれば、迷わず「パリ…
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19日間の東京五輪を終えて。寂しいというより残念な「祭りのあと」
33競技。339種目。夏季五輪の開催期間は17日間と決まっているが、実際にはサッカー(今回はソフトボールも)が前倒しで行われるので、トータルでは1…
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無観客だからこそ。今こそテレビに求められる姿勢
霞ヶ関カンツリー倶楽部で行われている五輪のゴルフ。金、銀、銅のメダルは各1人と決まっている。たとえば、2位タイに2人入れば、彼らによって、…
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真の「お・も・て・な・し」とはなにか。コロナ禍の五輪ホスト国に求められる嗜み
東京五輪。テレビのリモコンをオンにしたら、ワイドショーがちょうど伊藤美誠、水谷隼ペアが獲得した、卓球混合ダブルスの金メダルについて報じてい…
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目指すは金メダルだ!と騒ぐよりも大事なこと
神戸のノエビアスタジアムで17日に行われたU-24スペイン代表戦。前半42分、日本が堂安律のゴールで先制するも、後半33分、スペインが同点に追いつく…
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デュエル? インテンシティ? サッカーを語るなら風見鶏になるなかれ
何事もバランスだと思うが、世論はどちらか一方に靡きやすい。サッカー報道を見ているとつくづくそう思う。サッカーは繰り返しになるが、データが少…
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EURO2020に見る、“お国柄”スタイルの変遷
都市対抗戦と国別対抗戦。クラブサッカーと代表サッカー。一番の違いは何かといえば、お国柄が反映される割合だ。国別対抗戦(代表サッカー)の方が…
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スポーツを現場で見る尊さよ。無観客お茶の間観戦の五輪に何の意義がある?
開催か、中止あるいは延期かの議論はすっかり収束。五輪の話題は有観客か無観客かに移っている。無観客になれば、関係者以外のすべての人はお茶の間…
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日本のメディアは従順すぎる。ペンを握って理想を語り続けろ
東京五輪を戦うU-24日本代表のメンバー18名が22日発表される。これまでの森保一、横内昭展両氏の起用法に目を凝らせば、オーバーエイジ枠3人を除い…
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5戦5勝、得点32、失点1をどう見るか。勝利を重ねるほど謎が深まる日本代表
日本代表は15日に吹田で行われるキルギス戦が今年6試合目。韓国(3-0)、モンゴル(14-0)、ミャンマー(10-0)、タジキスタン(4-1)、セル…
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五輪代表選考レースの前に、監督・コーチに向けられるべき目
自国開催の東京五輪。そのサッカー競技を日本の候補選手たちはどう捉えているのだろうか。かつて五輪は、世界の若手の品評会と言われた。五輪本大会…
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“処方箋”なき東京五輪。メディアはどんな顔で報じるのか
これだけの人が拒否反応を示しているにもかかわらず、強行されようとしている東京五輪。平和の祭典という謳い文句は、もはや地に堕ちた状態にある。…
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無観客五輪は、視聴率文化の日本の縮図
開催するのかしないのか。国民の多くが開催に拒否反応を示す中、本当に五輪が開催されることになれば、それは多くの国民にとって、スポーツが悪者に…