本の話WEB
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第168回直木賞受賞記念対談 小川哲×浅田次郎「歴史と小説、虚実の間に」
中国史を追い続ける浅田さんと、満州を描いた小川さん。 史実をベースに物語を構築する難しさ、面白さを語る。 小川浅田さんにはお会…
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作家の羽休み――「第79回:鳩との闘い③」
☆前回までのあらすじ 賃貸の仕事場を鳩の出会い茶屋にされているが、このままだとマジで奴らのマイホームにされかねん。何とかしなければ……
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恐怖の帝王スティーヴン・キング、作家50周年を前に王道のSF巨弾が待望の邦訳!『異能機関』ほか
作家生活50周年を前に放つ、らしさ満載の痛快作 『異能機関』スティーヴン・キング 異能の少年少女を拉致する謎の機関〈研究所〉。彼らは子供…
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第168回直木賞受賞記念対談 北方謙三×千早茜「無限の闇」の先へ
新人賞受賞時の選考委員だった「ダディ」が新・直木賞作家へ贈る、厳しくも愛あふれる言葉とは。 北方今回の直木賞受賞作『しろがねの葉』を読…
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7月号の特集は〈ミステリー新世紀〉と〈第10回高校生直木賞発表〉。桐野夏生さん、小池真理子さん、北方謙三さんらも登場!
本日発売になった「オール讀物」7月号の特集は、〈ミステリー新世紀〉と〈第10回高校生直木賞発表〉。さらに第169回直木賞候補作の紹介や…
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作家、澤田瞳子の異色作であり王道作。著者の気高い戦いを見る――。 『駆け入りの寺』(澤田 瞳子)
『駆け入りの寺』(澤田 瞳子) 異色作、というのが、『駆け入りの寺』に対する世間一般の評だろう。 歴史小説家・澤田瞳子といえば、古代史小…
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SF小説の旗手が描く青春ハック小説 藤井太洋、最新刊『オーグメンテッド・スカイ』の冒頭を大公開 『オーグメンテッド・スカイ』(藤井 太洋)
『オーグメンテッド・スカイ』(藤井 太洋) 『オービタル・クラウド』で日本SF大賞、星雲賞、『ハロー・ワールド』で吉川…
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打ち合わせなし。奇跡のセッションのような対談が続いた 『キリスト教講義』(若松 英輔 山本 芳久)
『キリスト教講義』(若松 英輔山本 芳久) 『キリスト教講義』は、私がこれまでに刊行したいくつかの書物のなかでも、最も思い出深い書物です。そ…
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対話相手の言葉で、己れの心の中の問題が、照らし出される体験 『キリスト教講義』(若松 英輔 山本 芳久)
『キリスト教講義』(若松 英輔山本 芳久) この対話は、山本芳久さんとのあいだでなくては実現しなかったし、試みようとも思わなかっただろう。…
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ほしのディスコさん、『星屑物語』の発売を記念してツアー形式のイベントが開催決定!
第一弾として、7月1日(土)にHMVイオンモール高崎-HMVイオンモール太田-HMVイオンモール浦和美園にてイベント開催いたします。 イ…
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20万部のベストセラーを全面改稿。 「塩野ローマ史」のエッセンスがこの一冊に『完全版 ローマ人への質問』ほか 【文春新書 6月のラインナップ】
塩野ローマ史のエッセンスがここに!『完全版ローマ人への質問』塩野七生 20万部のベストセラーを全面改稿!流入する異民族、…
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みんないなくなってしまった 『愛子戦記 佐藤愛子の世界』(佐藤 愛子 編著)
『愛子戦記佐藤愛子の世界』(佐藤 愛子 編著) オール讀物に「晩鐘」を書いたのが、私の最後の小説です。何年頃だったか思い出すのが面倒…
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AIが人間とおしゃべりする方法がこれでわかる!? 話題の科学本『会話の科学』の魅力を翻訳者が語る(夏目大) 『会話の科学』(ニック・エンフィールド/夏目 大訳)
『会話の科学』(ニック・エンフィールド/夏目 大訳) 文法を中心に考えてきたこれまでの主流言語学が見落としてきた「会話」のシステムに…
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追悼・平岩弓枝さん
作家・平岩弓枝(ひらいわ・ゆみえ、本名同じ)さんが、6月9日に永眠された。享年91(1932年3月15日生まれ)。 第41回直木署賞授賞式(1959年) …
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風船爆弾フォリーズ 文學界7月号
「文學界 7月号」(文藝春秋 編) うゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす 一 この街は、あの震災から十二年目の年を迎える。春が…
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祝・第169回 芥川賞受賞 市川沙央『ハンチバック』冒頭8,000字特別公開 『ハンチバック』(市川 沙央)
第169回芥川賞を受賞した、市川沙央さん『ハンチバック』の冒頭8000字を特別公開いたします。 『ハンチバック』(市川 沙央) 『都内最大級の…
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【速報】第169回芥川龍之介賞候補作が発表されました。
日本文学振興会より、第169回芥川龍之介賞の候補作が発表されました。選考委員会は、きたる2023年7月19日(水)都内で開催されます。 ◆選考委員(五…
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【速報】第169回直木三十五賞候補作が発表されました。
日本文学振興会より、第169回直木三十五賞の候補作が発表されました。選考委員会は、きたる2023年7月19日(水)都内で開催されます。 ◆選考委員(五…
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暗殺前夜も電話で話した、20年間の取材の総決算!『安倍晋三実録』ほか
安倍氏に最も食い込んだ記者による「安倍評伝」の決定版! 『安倍晋三実録』岩田明子 「回顧録」で明かされなかった肉声をふんだんに収録。暗殺…
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土佐料理を前に、山本一力に初めて会ったときのこと 『ほかげ橋夕景』(山本 一力)
『ほかげ橋夕景』(山本 一力) 土佐の女性は酒と話が好きである。だから、土佐で有名な皿鉢(さわち)料理には前菜からデザートまでがすべ…
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白石一文の最新作『投身』が問いかける、本当に面白い小説とはなにか? 『投身』(白石 一文)
人生と世界の営みの深淵について、深い思索とともに熟練の筆で物語を紡ぎ続けている白石一文しらいしかずふみさんの、最新書き下ろし長篇『投身』。最…
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新たな「鬼平犯科帳」が最強のメンバーで!
写真◎杉山秀樹 前列右から中村ゆり(おまさ)市川染五郎(若き日の鬼平)松本幸四郎(長谷川平蔵)仙道敦子(久栄)火野正平(相模の彦十)。後列は…
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文化は時にひとを救うが、時にひとを殺す 『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(波木 銅)
『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(波木 銅) 「あ、思いついた」 朴は右手の指を擦り合わせて音を鳴らそうとしたが、そこそ…
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スティーヴン・キング翻訳者×担当編集者が語る、新作『異能機関』の魅力!
1974年に作家デビューしたスティーヴン・キング。デビュー50周年を前に6月26日に刊行される新作『異能機関』(上・下)では、原…
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茨の道をまっすぐに歩いていけ――完結篇に込められた作者のメッセージ 『舞風のごとく』(あさの あつこ)
『舞風のごとく』(あさの あつこ) 大ベストセラーになった『バッテリー』を始めとする児童文学で知られていたあさのあつこは、その…
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「ゆうれい居酒屋」が結ぶ縁――ホッピー三代目社長・石渡美奈さんのラジオに出演しました! 『写真館とコロッケ ゆうれい居酒屋3』(山口 恵以子)
『写真館とコロッケゆうれい居酒屋3』(山口 恵以子) 皆さま、『写真館とコロッケゆうれい居酒屋3』を読んでくださって、ありがとうございま…
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「蓬田やすひろ原画展―藤沢作品をえがく」が鶴岡市立藤沢周平記念館で開催!
藤沢周平さんの著作本の装画や、朗読番組の挿絵など、数多くの印象的な作品を世に送り出してきた、イラストレーターの蓬田やすひろさん。…
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映画の暴力と救済について 『映画の生まれる場所で』(是枝 裕和)
『映画の生まれる場所で』(是枝 裕和) 『舞妓さんちのまかないさん』というNetflixの配信ドラマで、是枝さんの作品に出演するという夢が叶った。念…
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発売即重版&「王様のブランチ」で話題沸騰! 『愛されてんだと自覚しな』著者・河野裕インタビュー
▼書店員さんからの熱い感想はこちら 「とんでもない傑作」「惹き込まれて一気読み!」など、熱い感想が続々! 河野裕さんによる最高にポップなモダ…
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作家の羽休み――「第78回:鳩との闘い②」
☆前回までのあらすじ アツアツ鳩アベックにベランダがロックオンされた。許せねえ……! 愛の巣をお探しの鳩の二羽に罪はなくとも、私の仕事場…