香港・フェニックステレビの東京駐在記者・李茲気鵑錬横各、21万人のフォロワーを持つ中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上のアカウントで、「中国人観光客」が銀座の街で子どもに小便をさせたことが日本国内で報じられたことを伝えた。(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF.COM)

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 香港・フェニックステレビの東京駐在記者・李苕さんは23日、21万人のフォロワーを持つ中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上のアカウントで、「中国人観光客が銀座の街で子どもに小便をさせた」と日本国内で報じられたことを伝えた。

 ツイートは、「銀座の街頭で中国人の母親が子どもに小便をさせていた」と日本のテレビ局が報じたことを紹介。記者が注意すると、母親がビニール袋を見せて「地面にしたわけではない」ことをアピールしたと伝えた。李さんはそのうえで「街頭で用を足すのは日本ではダメ」、「銀座には多くの店があり、トイレを探すのは難しくない」との感想を残した。

 このツイートに対して、2800件以上のリツイートが行われるとともに、2600件を超えるコメントが寄せられた。賛同が多かったコメントは「誤りは誤り。小さな子どもをダメにしてはいけない。このような粗暴な行為は中国でもお断りだ」、「記者も店主も冷たい。店に入れて用を足させてあげればいいのに。『中国人はモラルがない』というステレオタイプを持たせる行為こそ、モラルが低い」、「去年日本に行ったとき、娘が突然尿意を催したけど、食堂の店主がトイレを貸してくれた。恐れる必要はない。善良な人は多いのだから」といったものだった。

 このほか、「悪習がついに日本にやってきた」、「日本の男性は毎晩酔っぱらって立小便するだろう? なんでそれを取材しないんだ?」、「何も買わずにトイレだけ行くというのは気が引ける。ましてや外国で言葉も通じないのだから。ビニール袋に用を足したというだけでもう十分だろう」などといったコメントが寄せられた。賛否両論あるようだが、総じて街頭で用を足したことに対する非難、中国人観光客のマナー改善を呼びかける意見が多く見受けられた。

 個々の事例に対してモラルがあるかないかを論じることや、個人の行為をクローズアップして全体を論じることにはいささか抵抗を感じる。ただ、どこへ旅行をするときにも前提条件として忘れてはならないのは、「郷に入れば郷に従え」ということだ。自分ではモラルやマナーをわきまえていたつもりでも、現地住民にとってはマナー違反であり、白い目で見られる可能性があることを知っておかなければならない。(編集担当:近間由保)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF.COM)