台湾、新入社員の昨年初任給平均8万5000円  前年比0.56%増

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(台北 31日 中央社)労働部が30日発表した2013年の新入社員の初任給は2万5175台湾元(約8万5000円)と前年比で0.56%増加した。同部の潘世偉部長は今年はすでに2万6000元に上がっており、北部では3万1000元に達する可能性もあるとしている。

最終学歴別では大学院以上が3万2017元、大卒者が2万6915元となっており、前年と比べてそれぞれ1.19%、0.72%と小幅ながら増加している。

調査が始まった1999年と比べると、大学院卒の初任給が5.36%増加したのに対し、大卒者は約2%減少している。

業種別にみると、初任給が最も高かったのは金融・保険業の2万9768元で、美容やクリーニング業などを含むその他サービス業が最も低く2万2337元となっている。

台湾では今年景気の回復がみられ、失業率も低下しており、企業でも優秀な人材を取り込むためには、給与額をより高く設定するようになるだろうと、労働部では今年年末までに初任給のさらなる上昇を見込んでいる。

(1台湾元=約3.39円)

(魏紜鈴/編集:荘麗玲)