【復縁5】復縁における「沈黙」について
何がなんでも貫き通して。
復縁の可能性を高めるのに最も大きな効果を持つ「沈黙」。復縁シリーズの2回目でも少し説明しましたが、シリーズ5回目では、この「沈黙」の意味と具体的な応用について詳しくお話しします。
■沈黙とは?
「沈黙」とは、復縁にはなくてはならないステップで、その定義は「相手からみて、自分が生きているか死んでいるか分からない状態を作ること」です。
■沈黙による効果
沈黙をすることで、相手に次の3つの効果を与えられます。
A.あなたのネガティブな印象を軽減する
B.「手に入りそうで入らない距離」をつくる
C.リスクへの恐怖を軽減する
A.あなたのネガティブな印象を軽減する
Aに関しては、あなたが彼にダメ出しをしたり、要求をしたりしすぎた時に効果があります。あなたを振った直後、彼はあなたを見ただけで、ネガティブな感情を持つでしょう。ですが、あなたを見なければ、その感情の生じるきっかけがありません。
また、あなたが干渉しないことが分かれば、あなたに怒りを感じる理由がなくなります。こうして、彼のあなたへのネガティブな感情が徐々に消えていきます。
B.「手に入りそうで入らない距離」をつくる
Bに関しては、あなたが尽くし過ぎたり、愛情を伝え続けたり、彼と常に会い続けたりしていた時に効果があります。沈黙を続けることで、ある時、急に彼の「手に入った距離」から「手に入りそうで入らない距離」になります。
これは復縁だけでなく、片思いがバレて彼に避けられ続けている場合にも、体だけの都合の良い関係にされている場合にも有効です。
C.リスクへの恐怖を軽減する
Cに関しては、彼の感じているリスクが結婚のプレッシャーなどの時に効果があります。たとえば、あなたと別れ、あなたが二度と近づいて来ないことが分かると、彼は「結婚をしなければならない」という恐怖がなくなるのです。
これらを踏まえ、具体的にどのようにするのが沈黙かを説明します。
復縁における沈黙の具体策!
1.沈黙とは具体的に何をするのか?
「相手からみて、自分が生きているか死んでいるか分からない状態を作る」ため、何があっても決して彼に連絡をしてはいけません。
ブログやtwitterなどの更新はしません。相手からアクセス履歴が分かるサービスにはアクセスしてはいけません。またこの時、更新しない理由、アクセスしない理由を説明してはいけません。LINEで連絡があっても、未読のままにしておきます。
彼に偶然に会ってはいけません。もし会ってしまったら、少し挨拶をし、速やかに去りましょう。
共通する知人がいれば、その知人に対しても沈黙をしましょう。
2.クリスマスや誕生日はどうするのか?
相手にネガティブな印象を与えて振られた場合、沈黙から2ヶ月以上たっているなら、彼の誕生日、クリスマス、年始のいずれかで一回だけ、メッセージを送りましょう。彼にポジティブな印象を与えるためです。
そのメッセージは、その特別な日を祝う30文字程度の優しい内容にしてください。復縁したいとか、連絡をとり合いたいという意図を見せてはいけません。
また、メッセージが一回である理由は、何度も送ると「返事が欲しくてしているだけ」と思われるためです。
もし、あなたの誕生日がクリスマスに近い場合、クリスマスにメッセージを送ってはいけません。その場合も「誕生日にメールが欲しくてしているだけ」と思われる可能性があります。
彼から「ありがとう、嬉しいよ」という返事が来ても、それに返信をしてはいけません。
「手に入った距離」にいて振られた場合は、どんな特別な日にも例外なく連絡をしてはいけません。彼は「この子は僕を好きなんだろう」と確信していて、だからこそあなたに興味を失っています。ですから、あなたは、その予想を裏切る行動をとらなければいけません。
リスクを感じさせた場合は、それが結婚のリスクなら、やはりどのような特別な日にも連絡をしない方が良いでしょう。あなたから連絡が来ることで、彼は再び結婚の恐怖を背負うことになりかねません。他のリスクの場合は、送って構いません。
上記ABCのうち、複数の場合に当てはまる人もいるでしょう。たとえば、彼の「手に入った距離」になったことで彼が冷めてしまい、不安になったあなたが彼に「ダメ出しや要求をして」振られた場合。このように「手に入った距離」を含む場合は、「手に入った距離」にいて振られた場合に従ってください。
3.沈黙をやめるタイミング
沈黙をやめるタイミングは、相手が決めます。相手に対して、ABCにあげた効果が現れた時、相手から連絡をしてくるはずです。
半年たっても連絡が来ない場合、あなたから何気ない連絡をし、その連絡をきっかけに彼のテンションが高まれば、それが復縁のタイミングになることはあるでしょう。
一方で、半年ぶりの連絡にも関わらず彼のテンションが低いままなら、さらに半年沈黙をします。
復縁は気の長い作業です。沈黙をしている間に、彼の新しい恋愛が始まるかもしれないし、仕事などで恋愛モードではなくなるかもしれません。その結果、沈黙が何年も続くこともあります。
4.いつも会う場所での沈黙
彼が同じ職場だったりすることもあるでしょう。その場合は転職することを勧めます。いつも会う職場では沈黙ができず、ABCの効果が現れにくいからです。
転職がどうしても無理な場合、復縁の可能性は著しく下がりますが、職場では彼に「彼女は僕を避けている」と思われないように、普通に接してしてください。しかし、職場以外では完全に沈黙をするという行動をとりましょう。
復縁では沈黙が最も重要です。他に何かできることはないのかと思わず、沈黙を貫き通しましょう。
恋の教訓
復縁では沈黙が最も重要
3つの効果を理解して、
それぞれに合った沈黙をせよ
理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。音声で恋愛を学べるiPhoneアプリ『ぐっどうぃる博士の音ライブラリ』やスマフォ・携帯公式コンテンツ『恋が叶う99のルール』もある。現在、テレビ、ラジオ、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。著書に『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、「恋で泣かない女になる61のルール」(講談社)などがある。
ぐっどうぃる博士の経歴はこちら
http://u-rennai.jp/goodwill/