バーディチャンスを外し悔しがる(撮影:岩本芳弘)

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<つるやオープン 3日目◇26日◇山の原ゴルフクラブ山の原コース(6,804ヤード・パー71)>
 山の原GC山の原Cで開催されている、国内男子ツアー「つるやオープン」の3日目。トータル1アンダーの30位タイでスタートした石川遼は2バーディ・ノーボギーの“69”とスコアを2つ伸ばすに留まり、トータル3アンダーの28位タイで最終日を迎えることとなった。
体調不安なしを強調も…石川遼はグリーン上で苦しみ30位に後退
 本来なら喜ぶべきノーボギーのラウンド。しかし、石川の表情は最後まで冴えなかった。グリーンの荒れていないトップスタートで風も穏やかなコンディション。ビッグスコアを出せる条件は整っていたが、肝心の調子が上向かない。前半は2つのバーディを奪ったものの、追撃の足はここでストップ。後半はスコアカード通りの数字を並べて、「このスコアでは順位も落ちると思うし、伸ばしていかなければ。そういうコンディションだった」と肩を落とした。
 米国から帰国して5日目。疲れの色は決勝ラウンドに入って深まった。アメリカ時間にあった体内時計を数日で戻すのは不可能に近く「今日も4時半に目覚ましをかけていたのに鳴る前に目が覚めていた」。“つかれた”“つらい”といった弱音は口にせず「正直なところは言いたくない」と厳しい表情の中に本音は押し殺した。しかし、ラウンド中にストレッチを繰り返す姿が状態の悪さを物語っていた。
 体をおおう違和感はショットにも影響した。終盤の17番パー5では8番アイアンで放ったセカンドをグリーン左手前バンカーに外して天を仰いだ。「8番で打って10ヤードも左に行くのは良くない。最低でも半分にはしたい。ショットが良くなってこないとこのコースは難しいかな」。
 ホールアウト後は、今季アメリカでも取り入れているペットボトル上のティに乗せたボールを短い特製ドライバーで打つ練習でスイングを確認。しかし、思うような球が出ず「本当にスイングがバラバラ」といらだつ場面もあった。「まだトップ10は狙えると思うし、追い上げていい終わり方をしたい」。体調の不安を吹き飛ばす笑顔は見られるか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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