絶滅の危機に瀕した生物は世界中にいますが、今日はニュージーランドから、かなり太った鳥のご紹介です。

「カカポ」と呼ばれる、世にも珍しいフクロウオウムをご覧ください。

 


なんと大柄な鳥なのでしょう。ちょっと間抜けな顔もたまりません。


確かに肩に乗せるには、ちょっとばかり大きすぎるようです。

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ニュージーランド土着のオウムの一種で、進化と共に体がかなり大きくなり、存在するオウムの中で唯一飛べないのも特徴です。

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数が減少した最大の原因は、人間がニュージーランドに棲みついたことですが、現在では絶滅から救おうと、懸命な努力をしているとのことです。

犬のような鳥と言われるカカポに対し、さまざまな意見が出ていました。

海外掲示板の反応をご紹介します。

●この鳥のどこが犬のようなんだ?

↑時々犬のような振る舞いをするらしい。良いペットになりうるということだ。

↑飛べなくて小さな犬くらいのサイズだしね。それにのんびりとしてて、人懐っこそうだ。

↑犬のようだとは言わないが、ニュージーランドには在来の哺乳類がいなかったために、この鳥は興味深い進化を遂げていった。カカポは草食で飛べない夜行性のオウムで、その他の場所ではそうした生き物は、ネズミや小さなげっ歯類で占められている。

●BBCの番組で、動物生態学者の頭と交尾しようとしていたよ。
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Shagged by a rare parrot - Last Chance To See - BBC Two - YouTube

↑「珍しいオウムにセクシャルなことをされてるよ」

↑「すごい幸せそう」

↑それだけの繁殖意欲があるのに、絶滅になりそうなのはなぜなんだ。

●彼らの交尾の方法は信じられないくらい複雑で、失敗に陥ることも多い。なので昔のような数まで繁殖するには永遠にかかる。最悪時は7羽まで減ったと記憶している。原因は猫や犬などのペットだけではなく、人間がかなり多くのカカポを殺している。人間を初めて見ても好奇心いっぱいの上に、天敵がいないので簡単に食糧や飾りのために殺されてきた。人間もかなりひどい。
(Last Chance to See ―ダグラス・アダムス)

●「カカポは極端に太った鳥である。成鳥は3〜4kgあり、翼はくねくね動かすのに使えるだけだ。残念ながらカカポは飛ぶことを忘れただけでなく、飛ぶことを忘れたという事実すらも忘れている。時々急に不安になったカカポが木の上まで走って登り、急にそこからジャンプする。当然ながらレンガのように落ち、ぶざまに着陸する。
(Last Chance to See ―ダグラス・アダムス)

↑いったい落ちるときに何を考えてるんだろう。「そうだった、やり方を知らないんだった……」

見た目はユニークですが、愛嬌があって憎めない鳥のようです。

どうにか絶滅の危機を乗り越えて欲しいものですね。


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