岐阜県各務原市にふるさと納税をするともらえる特産品の一例      (詳細は自治体にお問い合わせください)

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実質2000円で6000円程度のお米や牛肉や果物をゲット。地方の発展に自分のお金が役立つ上に地元の特産品ももらえて、しかも税金まで安くなる。オトクさと手軽さで株主優待を凌ぐ大ブームの予感が漂う「ふるさと納税」の魅力を紹介しよう。

ふるさと納税のカンタン総まとめ
「納税」というが実は「寄付」だった!

「ふるさと納税」とは、今住んでいる地域以外へ寄付をした人の、住民税の税額控除(本来払うべき税額から一定の金額を差し引くこと)を大幅に増やすという制度で、08年4月から導入された。寄付する先は別に自分の故郷でなくてもかまわない。自分が好きな地域や応援したい町に寄付できるし、複数の自治体に寄付することもできる。

 この制度を活用して09年度(08年4月〜09年3月)では73億円の寄付が集まった。以降、10年度は66億円、11年度が67億円と安定的に推移していたが、12年度は649億円とほぼ10倍増になった。その理由は2つ。ひとつは東日本大震災。主要被災地には前年の全国寄付総額の6倍もの寄付が集まったという。

 そしてもうひとつが、同制度で寄付された自治体が寄付者に対して「お礼の品」を送付するようになり、それがどんどんと知られるようになり、またお礼の品がどんどんとグレードアップしていき、それがまた口コミで広がったためだ。

 こうした「お礼の品がもらえる」という、実にわかりやすい魅力が付加されたことで、ふるさと納税が、一躍脚光をあびることになったのだ。

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