写真提供:マイナビニュース

写真拡大

メディケア生命保険は、親・配偶者・子どもがいる40〜59歳の男女1,000名を対象に「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」を実施した。調査期間は10月18日〜22日。

家族との絆の強さはどの程度か聞いたところ、「強い」(「非常に強い」と「やや強い」の合計)と答えた割り合いは、「自身の親」で74.4%、「配偶者の親」は42.7%、「配偶者」は78.8%、「子ども」は87.6%。このことから、自身の親や子ども、パートナーに対して強い絆を感じている人が多いことが分かる。

離れて暮らす親の状況を確認するために使いたいと思う通信・インターネット関連サービスを聞いたところ、親と同居していない人については、1位「ケータイ・スマホの通話機能(63.2%)」、2位「固定電話の通話機能(57.5%)」と、電話の通話機能が他のサービスを大きく上回った。なお、「ケータイ・スマホの写メール機能(16.6%)」や「ケータイ・スマホのテレビ電話機能(16.0%)」、「Skype(無料通話・テレビ電話機能)(10.0%)」は1割台となっている。

また、離れて暮らす親の状況を確認するために使いたいと思う新しいサービスや商品については、1位が「親の様子をセンサーによって確認できる見守り・安否確認サービス(30.4%)」となり、2位「見守りサービスも行ってくれる食事宅配サービス(25.0%)」、3位「親の利用状況を確認できる通信サービ スを備えた"家電"(電気ポットなど)(21.5%)」となった。

そのほか、4位は「親のガスや水道、電気などの利用状況を教えてくれるサービス(21.4%)」、5位は「テレビ電話で状況を確認してくれる自治体サービス(20.5%)」となるなど、親のプライバシーを守りながら安否確認ができるサービスが支持を集めている。

一方、自分の老後に子どもへ状況を知らせる(確認してもらう)ために使いたいものを聞いたところ、「通信・インターネット関連のサービス」については、1位の「ケータイ・スマホの通話機能(71.1%)」で際立って高くなった。さらに、5人に1人(19.9%)が「LINE(メッセージ・無料通話)」、6人に1人(17.3%)が「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」と回答している。

「新しいサービスや商品」の1位は「親の様子をセンサーによって確認できる見守り・安否確認サービス(23.7%)」。ライブ画像や映像で確認してもらうようなサービスは下位にとどまったことから、自分のプライバシーを確保しつつ見守ってほしいとの思いがうかがえる。

なお、現在の状況について、老後の生活のことを考える余裕があるか、それとも現在の生活で精一杯か聞いたところ、70.4%の方が「現在の生活で精一杯」と回答。「老後の生活を考える余裕がある」人は29.6%と、3割にとどまった。

また、自身の老後の生活のイメージについて、期待と不安ではどちらのイメージが強いか聞いたところ、「期待」が12.3%で、「不安」が87.7%をしめている。これを、家族との絆の実態で比較してみると、「期待」と回答した割り合いは、配偶者との絆が「弱い層」で7.1%、「強い層」で13.7%、また、子どもとの絆が「弱い層」で6.5%、「強い層」で13.1%と、絆が強い層は絆が弱い層の2倍前後となった。

このことから同社では、「老後を一緒に過ごせるパートナーや、サポートしてくれる子どもとの絆が強ければ、老後の不安は和らぐ傾向にあることが明らかになった」とコメントしている。