長谷部誠 (photo by Tsutomu KISHIMOTO)

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3日、日本テレビ「NEWS ZERO」では、「長谷部誠に密着 移籍決断の理由」と題し、8月末にドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクからニュルンベルクへと移籍を果たした長谷部に行ったインタビューの模様を伝えた。

ニュルンベルクでホテル暮らしをする長谷部は「ホント、狭いっすよ」と苦笑い。質素な部屋での生活には「少しでもリラックスするために。代表合宿中も持ってきます」というお香や加湿器、竹踏みなど彼のコンディションを整えるアイテムが欠かせない様子だ。

番組カメラにニュルンベルク移籍に際し、その心境を打ち明けた長谷部は、「悩むというのはネガティブなイメージがありますけど、悩むことは僕は結構好きです。自分の場合は今回の移籍の決断とかもそうなんだけど、将来でも何に対しても不安がない人なんていないでしょ。不安があって当たり前じゃないですか。人生ってそういうもんじゃないかって思いますけど」と話しはじめた。

すると、「色々考えたときに今決断しなければ自分の中で後で後悔するとか。僕、人生後悔してばっかなんですけど、後悔があるから次頑張れるって。それでやってきてるんで後悔は悪いことじゃない」と続けた長谷部は、「後悔だらけですよ。あの時こうプレーしておけばよかったとか、こう決断しておけば自分がどうなってたかなとか。そういうことだらけです。自分の中では」とも――。

また、今回下した決断について、「(ヴォルフスブルクにいた)5年半の中で3回移籍を考えたときがあって、結局は全部うまくいかなかったんだけど」と前置きした長谷部は、「一般社会に置き換えるのはどうかと思いますけど、サッカー選手は35歳が定年退職だとしたら、どうなんだろう、言ったら半分過ぎてる。サッカー人生の終盤に向けての決断というのは正直ありました」と説明した。

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