市街地より10度も低い冷たい風を体感できる「氷室開き」開催-兵庫県神戸市

写真拡大

六甲山(兵庫県神戸市)上にある「自然体感展望台 六甲枝垂れ(ろっこうしだれ)」で、開業3周年にあたる7月13日(土)に「氷室(ひむろ)開き」が行われる。

同イベントは、冬に採取した天然の氷と夏季の六甲山に吹く自然の風を利用して、真夏でも電力を一切使用せず、自然の力だけで涼しさを体験できるというもの。

「冷風体験」では、氷室の中を通り冷やされた風が、風室内にある椅子のひじ掛けから吹き出し、室内の温度を冷やす。温度は、神戸市街地と比べて-10度になるという。涼しさを体験できる期間は、氷が溶けてなくなるまで。昨年は9月上旬まで実施された。

また、ふだん公開されていない「氷室」の内部が20名限定で特別公開される。時間は10時〜、参加者の入場は9時45分〜となる。なお、応募には六甲ガーデンテラスへの電話予約が必要。

「冷風体験」の涼しさの源は、六甲山に降った雨を展望台東側の「氷棚」にため、冬の間に凍らせた「氷」。切りだしたその氷を、展望台地下の「氷室」に密閉貯蔵し、展望台開業日に氷室の蓋を開放する。六甲山の風とともに、氷の涼しさを来場者に体感してもらうというものだ。