野球と言うのは不思議な競技だと思うことがいろいろある。たとえばファウルグランドの広さである。
YAKYUJO.COMというサイトは、世界中のスタジアムを平面図で紹介している。
こういう図である。

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美しさにほれぼれする。まさにダイアモンドと言う感じだ。本職はデザイナー、芝目の模様や土までこだわってイラストを作成しておられる。

このサイトには日米主要球場の基本スペックも紹介されている。このサイトからファウルグランドに関するデータを参照する。
(1)ホームベースからバックネットまでの距離、(2)ファウルグランドの面積

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キャッチャーからバックネットの距離はNPBの球場では概ねバッテリー間と同じだが、MLBではそれより短いことが多い。

日本でファウルグランドの面積が一番広い札幌ドーム、アメリカで最大のオー・ドット・コー・コロシアムはともに、サッカーやフットボールでも使用される。兼用球場の場合、ファウルグランドが広くなるのだ。

例外はあるが、MLBの球場のファウルグランドは、NPBの球場より20%以上狭い。これは投手にとって不利に働くはずだ。
リグレー・フィールドでファウルを打つのと、札幌ドームでファウルを打つのでは、アウトになる確率が倍以上違うことになろう。

球場の外野の形状がいびつだったり、坂道があったり、アメリカのスタジアムは何でもありではあるが、私はそれ以上にファウルゾーンの面積が球場によってこんなに違うのはどうなんだろうと思っている。
小ネタだがご紹介した次第。