NY時間のドル/円相場は安値更新。序盤、全般的な円売りの流れに沿って93円台半ばまで買い戻しが進んだ。

 しかし、米長期金利の低下やG20の声明草案として「為替レートの不均衡を回避へ」「通貨安競争の回避を確約」などが伝わると、一時93円台を割り込んだ。その後は同金利が上昇に転じたことが下支えとなり、底堅く推移した。

 一方、ユーロ/円は124円台割れ。序盤、ドルに対してユーロが下げ渋る展開となると124.70円台まで値を戻すも、ドル/円の下げが重しとなり、123.80円台まで徐々に下値を切り下げた。

 しかし、NYダウが下げ幅を縮小すると、それ以上売り進められるには至らず、その後は概ね124.00−20円台でのレンジ内取引となった。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)