生地はやわらかく、かなりコンパクトにも畳める

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ハンカチといえば、身だしなみの基本。パリッとアイロンが効いたハンカチには清潔感があり、それだけで好印象を抱かれることもある。みなさんは、どんなハンカチを使っていますか?

ちなみに私自身は最近タオルハンカチを使うことが多い。子どもがいるので使用頻度が高く、吸水性を重視。あとは、ふつうの綿ハンカチにアイロンをかけるのが面倒というのも正直なところだ。

ただ、タオルハンカチは厚くてかさばるものも多いのが難点。そう思っていたところに、理想的なハンカチを見つけた。それが、「いまばりハンカチーフ20」。別名「実用ハンカチ」だ。

タオルハンカチほどかさばらず、普通の綿ハンカチよりも水を吸う、絶妙なバランスの綿チーフ。厚みはハンカチとタオルハンカチのちょうど中間くらい。サイズは34cm×34cmと大きめで使いやすく、それでいて重さはわずか20グラム。見た目よりはるかに軽い。

商品を作っているのは、日本のタオルの名産地、愛媛県今治市の老舗、宮崎タオル株式会社。あの「タオルマフラー」の元祖でもある。
「開発のきっかけは、自分自身が、実用性に優れたちょうどいいハンカチが欲しいと思ったからです」
というのは同社の宮崎さん。こだわったのは、乾きやすく、かつ高い吸水性。風合いを損ねないように生地の厚みを調整し、パイル部分の間隔設定にも工夫したという。
「マフラーと同じスーピマオーガニックコットンを縦糸に使っていますので、いつまでも風合いがしなやかでソフトです」
水質の柔らかな今治の織物は、とにかく触り心地がいいから、顔の汗を拭うのも快適だ。

2010年秋に発売され、すぐにグッドデザイン賞も受賞。
「ふきんに使ったり、赤ちゃんのよだれをふいたり、旅行で使われたりと、いろいろなシーンでご愛用いただいています」
洗濯はタオル同様に洗ってOK。日常生活からウォーキング、ガーデニングや登山まで季節を問わず活躍してくれそうだ。

1枚525円で10色展開。人気カラーは オレンジ、ネイビー、ベビーピンクなど。全国の雑貨店などで販売されているほか、同社にメールで注文することもできる。

優れた実用性と心地よい手触りは、一度使うと手放せなくなる人も多いはず。タオル文化の今治から生まれた新感覚の実用ハンカチ。ぜひ一度使ってみては。
(古屋江美子)