非常用品をすぐに持ち出せる『安心防災ウエストバッグ』(アーネスト)。

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突然の大地震や火事などのとき、何を持ち出して逃げたらいいか想像しただけで焦る。そう考えると、一刻を争う災害時に対応した日ごろからの備えが肝心。当然必要になってくる非常用品・貴重品、ラジオ、懐中電灯、非常食、水、パスポート、キャッシュカードなどなどをどうやって保管しておくべきか。

そんなときのため、ひとつの便利商品が『安心防災ウエストバッグ』(アーネスト)だ。通常は非常用品・貴重品を入れて壁に掛けておき、緊急時にはそれをすぐ腰に巻いて避難できるというもの。5つのバッグからできており、メインの本体バッグにパスポート、カード類、保険証などを入れ、小物ポーチに非常食、携帯、アルミ保温シート、ボトルケースに500ccのペットボトルなどを入れる。

同製品の開発のきっかけをアーネストさんに聞いてみた。
「東北の震災が一番のきっかけですが、緊急避難の状況では数秒の間に逃げなくてはならない場合が多いです。そのため、サッと持ち出せるように普段から非常用品を入れて壁に掛けておけるものを考え出したわけです」
「避難場所などでは盗難も起こるので、貴重品は常に身につけておくことが大切です。また、逃げるときウエストバッグだと両手が開いた状態で避難することが可能です」
なるほど、メリットはいろいろある。

バッグの堅牢性はどうか。
「生地はバッグで多く使われている実績のあるものを使用しています(ポリエステル600デニール)。強度があり色落ちもしにくいです」
「堅牢度試験では4.5〜5点と高い点数結果が出ています。縫製面では細部まで丁寧な縫製を心がけるよう工場へ指導しています」
ということで、便利さと頑丈さを兼ね備えた製品になっているわけだ。なお、4つのポーチ類は取り外し可能なので、用途に応じてそれぞれ単独で使用もできる。ちなみにこのウエストバッグ、どのくらい入るものなのか。実際に入るものを4番目の写真に提示されているので参照されたい。

「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもの。単調な日常に埋没していると危機感が欠落しがち。やはり何らかの緊急時対策はしておくべきだろう。
(羽石竜示)