東京・駒沢のブルックリンダイナーで提供される「チョコビールのフォンダンショコラ」。

写真拡大 (全3枚)

今年も「チョコビール」の季節がやってきた。以前コネタでも紹介したが、チョコビールとはチョコレートのような風味を持つビールのこと。高温焙煎した「チョコレート麦芽(モルト)」というビール本来の原料でその風味を引き出しており、決してお菓子のチョコレートを使っているわけではない。

ここ数年、お酒好きな男性へのバレンタインギフトとしても人気のチョコビール。2006年にいち早くチョコビールを発売した神奈川の地ビール会社のサンクトガーレンでは、すでに1月10日から今年で8年目となるチョコビールの発売をスタートしている。

今年はさらにチョコビールの発売に合わせて、チョコビールを使ったスイーツも登場。東京、大阪、新潟のビアバー7店舗(※2013/1/14現在。今後さらに増える予定)にて、チョコビールプリンやチョコビールアイスなど、同社のチョコビールを使ったスイーツが提供されるのだ。

ビールのスイーツ!? と驚く人もいるかもしれないが、欧米ではビールを料理やお菓子に使うことは珍しくない。

「アメリカで制定された記念日に、インターナショナル スタウトデー、つまり、黒ビールの日というものがあるのですが、その公式サイトにはスタウトを使ったレシピがいろいろ載っていて、美味しそうだなあと興味を持ったんです」
と今回の企画のきっかけを教えてくれたのは、サンクトガーレン広報の中川さん。
「コーヒーやチョコレートを思わせる風味を持つスタウト(Stout)というビールは、とくにデザートに利用されることが多く、Pinterest(ピンタレスト)で検索をかけると、黒ビールの写真はもちろん、黒ビールを使ったお菓子の写真もたくさん出てくるんです。こちらも美味しそうだなあと(笑)」

「チョコビールを使ったスイーツ」というこれまでにない試みであったものの、提案してみたお店の反応も良かったそう。
「もともとビアバーでは、ビールを使ったアイスを日常的にメニューに入れているお店もあったりして、それほど驚かれはしませんでした」
今回提供されるチョコビールスイーツには、サンクトガーレンが販売するチョコビール3種「インペリアルチョコレートスタウト」「オレンジチョコレートスタウト」「スイートバニラスタウト」のうち、いずれが使われている。

前述のチョコビールプリンやチョコビールアイスのほかにも、チョコビールのムース、チョコビールのフォンダンショコラなど、メニューも多彩。店舗によって提供メニューや提供期間が異なるので、詳細は「チョコビールスイーツが楽しめるお店リスト」をチェック!
「それぞれチョコビールとの相性も抜群なので、ぜひ一緒に楽しんでほしいです。英語が出来る方は、英語レシピを参考に自分でつくってみても良いかもしれませんね」

チョコビールとスイーツの華麗なコラボ、ぜひこの機会に味わってみては。
(古屋江美子)