左よりエミリー・ヴァンキャンプ、真田広之<br />(C)2012 ABC Studios.
 「目には目を、歯には歯を」――1901年に発見されたハンムラビ法典の有名な言葉は、しばしば「やられたら、やり返せ」という意味で誤用されるが、正しくは過剰な報復を禁じ、あらかじめ犯罪に対する刑罰の限界を定めておくことにあり、決して“復讐”を認めるものではない。とは言え「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」「汝の敵を愛しなさい」と説くキリストの教えを実行するには、現実世界はあまりにも上手く行かないことが多いのではないだろうか。

 昨年9月にアメリカで放送されるやいなや1,000万人以上の視聴者数を獲得し、今年10月に日本上陸を果たした海外ドラマ『リベンジ』。タイトルからも想像されるように、主人公のエミリーは、無実の罪を着せられた末にこの世を去った父親の無念を晴らすため、父を罪に陥れた社交界の実力者たちに“復讐”を誓う。

 ヒロインのエミリー役を演じるのは、ドラマ『エバーウッド 遥かなコロラド』のエイミー・アボット役などで知られる、注目の若手女優エミリー・ヴァンキャンプ。劇中では、目的のためなら手段を選はずに復讐に溺れていくミステリアスな主人公を演じているが、素顔のエミリー・ヴァンキャンプとは一体どんな女性なのだろうか。彼女のインタビュー映像で確かめてみて欲しい。


 エミリーの最大のターゲットとなる“ハンプトンの女王”ヴィクトリア・グレイソン役を演じる名女優マデリーン・ストウとの息を飲む新旧女優対決は必見。ドラマ中盤からは、エミリーを陰から支える謎の実業家であり、武術の師匠でもある“サトシ・タケダ”役として真田広之も登場し、ストーリーが進むにつれて深みを増すその存在感も見所となっている。

『リベンジ』公式サイト
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