岡崎 5.5 この列(4−2−3−1の3)には、下の世代に優秀な選手が多くいる。岡崎にとってライバルは数多くいる。もう少し決定的なプレイを見せないと、追っ手は迫ってくるだろう。

FW
前田 5 前田が悪いというわけではない。どう生かしたいのか見えてこないのだ。そのプレイ機会はあまりにも少ない。これは日本サッカーの特徴でもある。ストライカーがどうプレイに関わればいいのか判然としない。本田、香川のところが終点になっている。いっそ両者を2トップで使った方が、と言いたくなる。

※交替選手
DF 水本 5.5 伊野波を抜いてサブの一番手に昇格するか。
DF 槙野 採点なし
MF 細貝 5 ボールに絡む機会が少ない。悪い流れを断ち切れなかった。
MF 中村 5 1トップ下に起用されたのだからもう少し、主役気分でプレイして欲しかった。本田を捜すのではなく、ゴールを狙いにいく、強引さが欲しかった。
MF 藤本 5 ゲームに入っていけず。

※ザッケローニ 4.5
ベスト4入りした五輪チームの流れを自ら断ち切った感じ。代表チームに勢いを与える絶好の機会だったが、五輪を一切感じさせないあまりに保守的な采配をした。宮市、酒井高徳を使わない理由がわからない。駒野に替えて槙野を入れたが、あそこは酒井高徳だと思う。はるばる宮市を呼んだにも拘わらず、使わなかった理由について彼は記者会見で「欧州でもよくある話」とあっさり答えたが、日本は欧州諸国のように国が地続きで隣接しているわけではない。移動には10数時間を要す。時差も7、8時間ある。日本は欧州から最も遠い国なのだ。欧州と事情は全く違う。使わないなら呼ぶべきではない。五輪チームの活躍があったにも拘わらず日本代表は停滞中。ムードに水を差す采配とはこのことだ。