ダークナイト ライジング」の予告編にはものすごい数の群衆による乱闘や空飛ぶ乗り物、フットボールコートの全面爆破シーンなどのド迫力映像がこれでもかと収められています。

The Dark Knight Rises - Official Trailer #4 [HD] - YouTube


どれもあまりに現実離れしたシーンばかりで「リアルなCG」としか思えないような内容なのですが、公式メイキング映像を見てみると実はほとんどのシーンが実際に現場で爆発を起こしたり無数のエキストラを集めたりして撮影した映像であることがわかります。

◆メイキング映像

序盤は既出の予告編と同じような映像なのですが、6分20秒あたりから撮影現場の様子などが登場します。

The Dark Knight Rises Featurette - Extended Inside Look - Trailer Addict

まずは、飛行機に飛行機の残骸がぶら下がっていてそこに人が取り付いているシーン。



どう考えても危険度満点な状態なので実際はブルースクリーンの前で撮影した映像と空の背景を合成したのだろうと思うハズですが、メイキング映像では実際に空中にセットをつり下げている様子が見られます。


残骸に取り付いている人間も本物。


こんな感じで飛行機の後部からヒモでぶら下がっている様子も見られます。



アップで見ても、やっぱり人間です。


街中でものすごい数の人々が入り乱れてバトルをするシーンはあまりにも登場する人の数が多すぎるのでCGで水増ししているのだと思ってしまうかもしれませんが……




このシーンも実際に街中にものすごい数の人を集めて撮影が行われています。ちなみに、写真右にいる茶色いベストを着た人が本作の監督クリストファー・ノーラン氏。



工事現場にある重機みたいな機材を使用して撮影中。




案内板もちゃんと作品の舞台である「ゴッサム」になっています。


ものすごい数のエキストラ。



迷彩が施された車両が停まっています。


カメラの準備が整うと……


ノーラン監督が「アークション!」と叫んで撮影開始。


ドドドドッと無数の人々が走ってきます。



警官も雪崩れ込んできて……



激突、大乱闘。




上から見るとこんな感じ。もう既に本編映像かと思えるほどの迫力に仕上がっていますが、カメラが写り込んでいるのでメイキング映像であることは間違いありません。



車が炎上しながらビルに突っ込むシーンも、実際に火を付けた車両を使って撮影されています。



街中の爆破シーンも以下のようにビルから本物の炎を吹き上がらせて撮影。




車もドーン。


地下のシーンも実際に巨大な倉庫の中でセットを組み上げて撮影。


連続写真で見るとセットが組み上げられ、シーンに合わせて作り替えられていく様子がわかります。











フットボールコート1面が丸ごと爆破されるシーンも、実際のスタジアムで撮影されたもの。


電光板には「GOTHAM」の文字。


現場で指揮を執るノーラン監督。


客席には大量のエキストラがスタンバイ。




カメラが回ると……。


観客の目の前で実際にコートの芝が次々と爆発していきます。



本編には空飛ぶ乗り物も登場しますが、さすがにこんな形状のものを実際に飛ばすことは難しいハズなので、丸ごとCGなのかと思いきや……


実物が存在しています。


もちろん、本当に空を飛ぶことはできないので、下にある車両とアームでつながって移動するようです。


車載カメラからの映像は以下の通り。


設計図はこんな感じ。


スタジオで組み立てられています。


撮影中の様子。


◆TVスポット

このようにCGではなく、巨大なセットやスタントマン、大量のエキストラなどをメインにして撮影された映像の一部は、全米で劇場公開前に流された以下のテレビCMにも登場しており、メイキング映像の後に改めて見ると「あのシーンはこんなふうになるのか!」というのがよくわかります。

The Dark Knight Rises - TV Spot 14 - YouTube


The Dark Knight Rises - TV Spot 16 - YouTube


なお、日本での「ダークナイト ライジング」は7月27日(金)先行上映、7月28日(土)封切りとなっています。



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