意外に安い!? 「イベント」を開くための”費用”はどれくらい?

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アイドルのライブイベントやお笑い芸人が出演するコントライブ、または芸能人のトークショーなど、日々各地で行われているさまざまなライブやイベント。

開催する側のコストはどうなっているのでしょうか?今回はイベント開催経験者の方に、2時間のお笑いライブを開催する場合を例にして、一体いくらかかるのか、計算してもらいました。

まずはイベント自体にかかるお金から。

2時間ほどのお笑いライブをすると考えた場合、コストが発生するのは……会場費機材費小道具費用出演者のギャランティー最低でもこれだけの項目が挙げられます。

まず会場費ですが、例えば平日の夜に300人のお客さんを集客すると考えた場合、自治体が所有している公共施設を借りる場合で4時間約30,000円。

東京の文京シビックホールや、下北沢の北沢タウンホールなどの有名なホールもこれにあたります。

公共施設だとこの程度の料金で大きなホールを借りることができます。

こういった安価で優良な会場はかなり先まで予約でいっぱいというのが現状ですが、うまく借りる事ができれば、コストを大きく抑えることができます。

ちなみに、企業が所有している施設を借りる場合は100,000万〜150,000万円が相場と少々割高になります。

次に機材費と小道具費用。

イベントで使うマイクや音響設備はホール側から借りることになります。

お笑いライブをする場合は、マイクを4本〜5本と後ろの席まで音が届きやすいように追加のスピーカーなどをレンタルすると考えて、機材費はだいたい全部で5,000円ほどで済むでしょう。

ホールによっては機材のレンタル料金もホール使用料に含まれている所もあるので、すべてがそうではありませんが……。

小道具費用は出演者が舞台で使用するものから裏方が使うものまでさまざまですが、お笑いライブの場合は名札とスケッチブックとマジックペンくらいなのでこれも5,000円以内で済みます。

次は出演者のギャラですが、これは本当にピンキリなので詳細な部分は割愛。

芸人さんを10人呼んで10万円と仮定して話を進めましょう。

この段階でかかるコストを計算すると……会場費……30,000円機材費……5,000円小道具費……5,000円ギャラ……100,000円合計……140,000円300人のお客さんを集めて2時間のお笑いライブをすると、だいたいこれくらいの金額になります。

さて、イベント自体のコストの計算はできましたが、まだこれだけではありません。

次はチケットの販売手配が必要です。

チケットをスタッフが地道に手売りするのなら話は別ですが、数百人規模のイベントではそうはいきません。

費用はかかりますが大手のチケット販売サービスを利用する委託販売をするのが得策でしょう。

さて、そんなチケットの委託販売にかかるコストですが、某チケット販売サービスの場合、チケットの販売を委託するにあたって……口座開設料金興行登録代販売手数料チケット印刷代以上のコストがかかります。

チケット販売会社によっては多少項目が変わりますが、どこもこのような感じです。

まず口座開設料金というのは、そのチケット会社と最初に取り引きを始める際に必要になるお金。

会社によって変わりますが、だいたい10,000円ほど。

次に興行登録代というイベントをチケット会社に登録する費用がいります。

これがお笑いライブの場合は1万円かかります。

販売手数量はチケット料金の一割ほどの金額をチケットの発行枚数ぶん支払わないといけません。

チケット代を2,000円で300枚と考えた場合は、200円×300枚で60,000円が必要です。

印刷代はチケット1枚につき15円ほどかかります。

ですので15円×300枚で4,500円となります。