日本食に関するマナーは、欧米と比較して多様とみなされることもある。米国のブログ「lvthaiwasabi」では、筆者が意外に思ったマナーについて紹介している。

 筆者は、長い歴史と豊かな伝統がある日本では、食に関する習慣やエチケットが多様だと感じたと印象を語っている。

 日本では、食べる前に「いただきます」、食べた後「ごちそうさまでした」というのがしきたりだ、と食前食後の挨拶について伝えている。「ごちそうさま」とは、豪華な食事だったという意味で、主にもてなした相手やレストランで応対してくれたスタッフに言う言葉だと説明。

 また、レストランなどでは、食事の前に熱いタオルが出されるが、手を拭くために使用するもので、間違っても手以外、体のどの部分も拭くのは失礼にあたると注意を促している。

 食事に関するマナーとして、ご飯や汁物に使われる茶碗は、左手で持ち上げて、右手の箸で食べるのが礼儀で、左利きなら逆も許されると解説している。

 筆者は、米国では食べ物全体に醤油(しょうゆ)をかける人が多いが、日本では小皿に醤油を注ぎ、食べ物を少量の醤油に漬けて食べるのが礼儀とされているとつづっている。また、日本人は決してご飯や味噌汁に醤油を注がないと補足している。  筆者は、日本文化の本質は伝統に基づいていると高く評価しており、日本では食事の行儀が良いかどうかはとても重視されるので、注意した方がいいだろうと締めくくった。(編集担当:田島波留・山口幸治)