※画面は、はめ込み合成
インターネット時代になり、Hulu 、Gyao!、NOTTVの登場など、ネットを使ったドラマ・映画の配信でスマートフォンやタブレット、PCでの視聴も簡単になった。

手軽に映画や海外ドラマを視聴できるネット配信だが、有料コンテンツが多く、視聴期間が限られるレンタルと同じシステムも多い。月額の料金やコンテンツごとに料金が発生するため、いつでも見られる便利さはあるが、冷静に考えると結構割高だったりする。

月に1500円ほどかけてネット配信サービスを利用すると、年間1万8千円も実はかかるのだ。

もっとお金をかけずに好きなドラマや映画をみられないものだろうか?

地デジ録画番組を魔法のように家のどこでも見られる!神レコーダー「RECBOX」』で紹介したハイビジョン録画用ハードディスク「RECBOX」などを使う手もあるが、まずは、もっと簡単に番組を揃えたいと思ってネットで探してみたところ、アイ・オー・データ機器のサイトで、地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャーボード「GV-MVP/XS2」というものを発見した。

「GV-MVP/XS2」は、今あるパソコンでテレビ番組の視聴ができるだけでなく、大量の番組を録画し管理できる。さらにスマートフォンやタブレット端末で視聴ができて、自宅を巨大な映像ライブラリーにできるアイテムだ。

これなら、毎月のネット配信サービス利用料が要らない。
あとは使い勝手だ。早速、どれだけ使えるのか、チェックしてみた。

■自宅が映像ライブラリーになる!PCを地デジ化するTVキャプチャーボード
「GV-MVP/XS2」は、フルハイビジョン最大15倍※録画を実現する、地上・BS・110度CSデジタル放送対応TVキャプチャーボードだ。
※BS・110度CSデジタル放送のフルハイビジョン映像(約24Mbps)を、本製品の「DRモード(MPEG2-TS形式、約24Mbps)でそのまま録画した場合」と「HR15モード(MPEG4-AVC/H.264形式、約1.6Mbps)でトランスコード録画した場合」の比較。
地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャーボード「GV-MVP/XS2」

ハードウェアトランスコード機能を備え、デジタル放送の解像度をそのままに最大15倍圧縮処理するので、高画質なデジタル放送をフルハイビジョン画質のままで、通常の15倍という長時間録画ができる。

Gガイド対応により、最大1ヶ月先の「特集番組・注目番組」の録画予約が可能だ。
番組表から、録画予約が可能だ

iPhoneやiPadへのテレビ映像配信にも対応する。放送中の番組や、パソコンに録画した番組を、iPhoneやiPadを使って再生できるわけだ。

■大量のドラマや映画の整理・管理が便利
家庭用レコーダーで困るのが、録画したドラマや映画などの検索や管理だ。たくさん録画すればするほど、いざ見たいと思ったときにすぐに探し出せず、せっかく録画しても一度も見ないなどというケースも多い。

その点、GV-MVP/XS2は、録画した番組を「スポーツ」・「音楽」・「映画」など13のジャンルに自動で振り分けられるので整理も簡単だ。また、「キーワード」「時間」「放送局」などさまざまな条件で検索できるから、直ぐに見たい映像をみることができる。

「GV-MVP/XS2」のパッケージ

本体には、ロープロファイル用金具、サポートソフトCD-ROM、BS・CS・地上共用miniB-CASカード、必ずお読みください、セットアップガイド、mAgicTV GT手引きが付属される。
「GV-MVP/XS2」の付属品

ロープロファイル用金具があるので、省スペース型のパソコンでも使うことができる。


■PCに挿してアンテナに繋ぐだけ
「GV-MVP/XS2」のセットアップは簡単だ。

1.インストール
サポートソフトCD-ROMからドライバー、mAgicTV GTをインストールする。

2.PCに挿す
miniB-CASカードを装着した「GV-MVP/XS2」を、PCのPCI Expressスロットに挿す。

3.アンテナに繋ぐ
放送用アンテナを、「GV-MVP/XS2」のアンテナ端子に繋ぐ。

4.認識させる
パソコンの電源を入れてWindowsを起動すると、インストールが自動的に開始される。Windows 7/Vistaであれば、インストールが完了するまで待っていればよい。
放送用アンテナを「GV-MVP/XS2」のアンテナ端子に繋ぐ


■スマホやタブレットで使ってみよう
早速、スマホやタブレットで使ってみよう。

1.iPhone/iPadでテレビを見る
iPhoneには「TVPlayer」を、iPadには「TVStream」を、App Storeからダウンロード(無料)してインストールするだけでよい。

無線LANルーターがあれば、放送中の番組や、パソコンに録りためた番組を楽しめる。
新型iPadでテレビ番組を視聴しているところ(※画面は、はめ込み合成)

2.Android端末でテレビを見る
DTCP-IP規格に対応したAndroid端末で、「DigiOn-DiXiM for Android」を内蔵したスマートフォンやタブレット端末であれば、パソコンに録りためたテレビ番組をすぐに楽しむことができる。
「DigiOn-DiXiM for Android」を搭載した端末一覧

また、ARROWSシリーズに標準で搭載されている「DiXiM Player」でも楽しむことができる。ARROWSシリーズは国産の端末らしく防水などの機能も充実なので、お風呂で使うのもおススメだ。
Andoridスマートフォン「ARROWSシリーズ」でテレビ番組を視聴しているところ、防水だ(※画面は、はめ込み合成)

Andoridタブレット「ARROWSシリーズ」でテレビ番組を視聴しているところ。こちらも防水だ(※画面は、はめ込み合成)


つかった製品はこちら
地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャーボード「GV-MVP/XS2」
・iPad、ARROWS(Androidスマートフォン、タブレット)



「GV-MVP/XS2」があれば、今あるパソコンに大量のテレビ番組を録りためることができる。さらにiPhoneやiPad、Android端末を使って、録画したドラマや映画を家中好きな場所で楽しむことができるわけだ。


気になる価格だが、インターネットを調べてみると、「GV-MVP/XS2」は実売価格1万円を切る9千円台から販売されている。今あるパソコンが無料のレンタルショップになり、おまけに手元に映像が残ると考えれば、十分にお買い得感のある製品といえるだろう。

テレビをスマホやタブレットで手軽に見たいと思っている人は、自分だけのテレビ局を作ってみては如何だろうか。

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