民主・輿石幹事長、鉢呂氏辞任で記者団に「報道のあり方、もう一度考えていただきたい」
民主党の輿石東幹事長は2011年9月12日午後の記者会見で、鉢呂吉雄前経産相の辞任に関し「報道のあり方について（メディアの）皆さん自身も、もう一度考えていただきたい」と述べた。
「放射能つけちゃうぞ」（朝日新聞9月11日付）――。大臣辞任の原因の1つとなった発言は、鉢呂氏が"オフレコ"と呼ばれる非公式な記者とのやりとりで行ったとされる。一方、藤村修官房長官は11日の記者会見で、「報道されている件は非公式懇談で、（しかも）報道と本人の言っていることが違うようだ」と指摘した上で「（今後の報道と関わりについて）党では、この問題は重要だということで、輿石幹事長のほうで少し動くかもしれない」と語っている。
会見で、輿石氏は「鉢呂前大臣の辞任というのは、辞任に至った経過を含めて大変残念だ」とした上で、
「報道のあり方について（メディアの）皆さん自身も、もう一度考えていただきたい」と厳しい口調で述べた。
ニコニコ動画七尾記者が、藤村官房長官の「幹事長のほうで少し動くかもしれない」という発言に触れ、「党として事実関係を検証するなどといった考えはあるか」と質問すると、輿石氏は「事実関係をきちっと正さないと」とし、藤村官房長官の言うように「動かさせていただきました」と述べた。民主党内で、鉢呂氏の発言に関する検証と何らかの対策がとられたものとみられる。
■輿石幹事長とニコニコ動画記者（七尾功）とのやりとり
ニコニコ動画の七尾：ニコニコ動画の七尾と申します。どうぞよろしくお願いします。鉢呂さんのですね、オフレコの非公式での懇談の発言などが報道されたことを受けまして、官房長官が「幹事長の方で少し動くかもしれない」と発言されました。先ほど冒頭、幹事長がですね、始めの方の記者の質問に対して、「もう一度報道のあり方を考えていただきたい」と発言されましたが、党として具体的に何かその事実関係を今後検証される、あるいは申し入れ等を行う考えはありますでしょうか？
輿石幹事長：いや、そこまでいろいろ。これは事実関係をきちっと正さないと、そういう話にはならないでしょ。「幹事長が動くだろう」という官房長官のお話もありましたけど、動かしていただきました。
◇関連サイト
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・[ニコニコ生放送] ニコニコ動画の七尾功記者の質問部分から視聴 - 会員登録が必要
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（山下真史）
